白雪

君が髪を切った 何気なくて短かった
きれいだよ
別になんにもない することもないけど
出掛けようよ

だって海岸通りは どこまでもまっすぐで
星が降って 観覧車も回る
夢の中みたい そんな感じで

スピード上げて
夜が明けると
すべて溶けてなくなる気がするから
言葉はもういらないよ
舞いちる白雪
音もたてず
水にかえっていく

今なんて言ったの
聞こえなくて目を合わせた
あわなかった
でも もう平気さ 出掛けようよ
消えてなくなる前に

海を眺めている
夜が明ける ほんの少し前にわかってた
日の光を浴びた
眩しすぎて さよならなんて言えない

スピード上げて
夜が明けると
すべて溶けてなくなる気がするから
言葉はもういらないよ
舞いちる白雪
音もたてず
にじむ

またどこかで 会えるのかな
見慣れた君の背中が遠ざかっていく
言葉はもういらないよ
舞いちる白雪
音もたてず

水にかえっていく
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