舞い降りた嘘

言葉より信じた
あなたのひたむきなその瞳
同じ夢を見て同じ
朝を迎えた

いま壊れてく音さえ立てずに
そんなちっぽけだったの
あの日のきずながひび割れてく

嘘に血がにじむまで叫んだ
拳にぎり泣いた 泣いた
なぜ奪ってくのあたしから
誰か教えて

たったひとつの嘘
綿毛みたいに舞い降りてきて
あなたはその掌を
無邪気に出した

もう月さえ見えない世界が
まるで死に絶えたあと
取り残されたようで淋しい

唇をかみしめ暴れた
寒い胸を抱いた 抱いた
何をしたというのあたしが
誰か教えてよ

嘘に血がにじむまで叫んだ
拳にぎり泣いた 泣いた
なぜ奪ってくのあたしから
だれか教えてよ

今夜 死んでもいいと思った
細かいナイフ抱いた 抱いた
誰が傷つけたのあたしを
命きえるまで
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