幸呼来チョイワヤッセ

かざした 手のひらが にじむ
揃い浴衣着た 不来方(こずかた)の 八つめ月
疼きだす 鼓動が 波打つ
太鼓囃子が また 夏を告げる

風に はらはらはらせ
舞い踊る 花のように
彩る 五つ色
あでやかに 花咲き舞い

ヨイセ幸呼来(サッコラ)チョイワヤッセ 何度も
空を仰ぎお天道様 祈りこめて
幸呼来(サッコラ)チョイワヤッセ 明日へ
さんさ踊るこの生命は 燃える炎のごとく

刻んだ 涙の数だけ
生きてゆく事の その意味をかみしめる
誰が決めた? 負けだと決めた?
答えはいつでも この心が決める

空に からからからと
鳴り響く バチの音に
昂る 強き魂
軽やかに 花笠舞い

ヨイセ幸呼来(サッコラ)チョイワヤッセ 何度も
返り咲いて一生かけて“今”を生きる
幸呼来(サッコラ)チョイワヤッセ 可憐に
さんさ踊るこの生命よ 明日へと咲き誇れ
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