もう君の為に泣くのはやめよう

寒い夜に通り抜けた
風の中に君の匂いがして
振り返っても見渡しても
ため息だけ白く残ったまま

幼く見える君の瞳に僕はどう映ってたかな
どれだけ想っても から回りの空
後悔なんてしてないけど

もう君の為に泣くのはやめよう
それぞれの道は見えているから
繋ぎあったその手の温もりも
少しずつ少しずつ僕はもう忘れていくから

遠く離れた異国の空
会えぬ距離を縮めた手紙も
君がくれたぬいぐるみも
シャツも全部まとめて片付けた

最初から結ばれぬ恋とわかって始まったのに
勢いで告げた別れの言葉も僕のわがままだったけど

もう君の為に泣くのはやめよう
二人で歩いた日々にさよなら
見つめあったその先の未来も
面影も声すらも僕はもう忘れていくから

もう君の為に泣くのはやめよう
それぞれの道は見えているから
またいつかなんて事 そんなの綺麗事
もう二度ともう二度と思い出さない
もう君の為に泣くのはやめよう
それぞれの道は見えているから
繋ぎあったその手の温もりも
少しずつ少しずつ僕はもう忘れていくから

寒い夜に通り抜けた
風の中に君の匂いがした…
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