流転川

石が浮かんで 木の葉が沈む
それが浮世と 云うものか
生きてゆくのは 耐えること
いつも男で あった日の
姿恋しい あゝ流転川

悪い方へと なぜ廻り出す
一度外れたら 歯車は
酒でなみだを 飛ばそうよ
袋小路の 薄灯り
負けちゃいけない あゝ流転川

ひとの一生 舞台で変わる
淀み水さえ 流れ水
お前いたから 俺がある
曲がりなりにも 五十路坂
明日の花咲け あゝ流転川
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