夜霧のハンブルグ

白夜の空の 北極を
越えてはるばる 逢いにきた
夜霧の街よ ハンブルク
君はいるかと さまよえば
セントペトリの 鐘が鳴る
あゝ夜霧の 夜霧の ハンブルク

ハイネの詩集 ひもといて
これが好きよと 口ずさむ
はかない恋の 物語
長いまつげの 横顔に
船のあかりが ゆれていた
あゝ夜霧の 夜霧の ハンブルク

ミモザの花が 散りかかる
エルぺのほとり 青い径
さよなら白鳥 湖よ
にじむガス燈 石だたみ
遠く汽笛が 泣いている
あゝ夜霧の 夜霧の ハンブルク
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