ストーリーライター

何度も夜は言った
「柔らかな光へ向かう途中 君は居るか?」
答えない僕に言った
「わかっているつもりで、歩く先 朝は来る」と

まだ消えない
日々の憂いも
いっそのこと
連れてゆく

もう言えない
明日への願いは
ここに置いてゆくよ

想いの果て 僕らの国
ゆれる願いだけ残したら
雲雀の羽根
夜を超えるだけ

きえる。

それでも夜は言った
「穏やかな昨日で 止まりたいと願ってみるか?」
答えない僕に言った
「わからないままで 歩くうちに道になる」と

想いの果て 僕らの国
言える言葉だけ伝えたら
雲雀の羽根
今日も 眠るだけ

さよならの果て 僕らの国
癒える傷だけ 抱えたら
雲雀の羽根
今日を超えるだけ

消える
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