君の歌

暗闇にまぎれ込み ひとり傷を舐めれば
愛おしい人達の顔がふとよぎる

星の下 夢を見た 浅いまどろみの中
ぬくもりに包まれた それは君の歌

ここではないどこか 絶え間なく胸は熱く
傷ついても行くしかない 遥か 愚か者よ

この広い宇宙(そら)を巡って もう一度君に会えたら
その時は何も言わずに笑ってほしい それだけでいい

産声を上げた朝 運命の舟に乗り
限りない旅に出る 誰もひとりきり

何のために生きる 虚しさを握りしめて
心震う出逢いさえも いつか終わるのなら

哀しみの尽きた果てには 何が僕を待ってるだろう
吹き荒れる風に向かって 「明日はどこへ」彼方へ叫ぶ

愛に触れて初めて知る 失うことの怖さ
立ちつくす闇に今 響く 君の歌が

この広い宇宙(そら)を巡って もう一度君に会いたい
すべてを賭けて君だけは必ず守る 守ってみせる
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