旅人

夕陽が この果てない大地と 数え切れぬいのちを彩る
明日へ 彷徨う人の背中をそっと癒すように

私も歩いてく
夢という名の荷物を背負いながら
地図など持たずに

旅人 人は誰も まだ見ぬ地平線を目指し続けるよ
聳える山脈の向こうの光る朝を求めて

佇む この静かな草原で 遠い日には争いがあった
そよ吹く 風は黙っている 時の流れ見つめながら

祈りを歌にして
口ずさめば涙が溢れ出した
無力な自分に

旅人 人は誰も 過ち繰り返して旅して来たけど
信じよう この道の向こうで きっと逢える 夜明けに

ああ 空を行く鳥よ 翼持たぬ私
だから人は希望を抱きしめ生まれ 明日へ旅するのだろう

旅人 人は誰も まだ見ぬ地平線を目指し続けるよ
聳える山脈の向こうの 光る朝を求めて
今日も行こう 人は誰も過ち繰り返して旅して来たけど
信じよう この道の向こうで きっと逢える 夜明けに

旅人 人は誰も まだ見ぬ地平線を目指し続けるよ
聳える山脈の向こうの 光る朝を求め
遙かな空をまた仰いで立ち止まり
その涙を鞄にしまって
たなびくあの雲の向こうへ 光る朝を求めて
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