暫し空に祈りて

暫(しば)し空に祈りて 愛を断て

あなたがいま乗りこむのは 未来行きの方舟
夢だけその胸に抱きしめ
荒れ地に咲くアザミのように 強く生きるためにも
私の手を振り切りなさい

ぬくもりの檻(おり)を抜け出したら
心の地図に記されたアララトをめざして

(時の迷路から)
救い給え (闇の魔の手から)
預言のまま (無垢な魂よ)
蒼い星を受け継ぐ者を (夜が明けたら)(勇気の破片で)
教え給え (希望のしずくで)
その瞳に (命をつなげよ)
暫し空に祈りて 道を説け

標(しるべ)のない旅の果てに 白い鳥は羽ばたき
光が射す場所は見つかる
あなたを縛りつけるもの 何もかもを捨て去り
風のなかへ漕ぎだすがいい

思い出の隅に私はいる
幸せだった記憶だけ くりかえし紡いで

(時の迷路から)
守り給え (闇の魔の手から)
運命ごと (無垢な魂よ)
罪も罰も私が受ける (夜が明けたら)(勇気の破片で)
許し給え (希望のしずくで)
この想いを (命をつなげよ)
暫し空に祈りて 愛を断て

(時の迷路から)
救い給え (闇の魔の手から)
預言のまま (無垢な魂よ)
蒼い星を受け継ぐ者を (夜が明けたら)(勇気の破片で)
教え給え (希望のしずくで)
その瞳に (命をつなげよ)
暫し空に祈りて 道を説け
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