名前のない花

鉄で出来た凹凸の街でずっと見慣れた夢も枯れそう

交差点はこもれ陽でゆらいだ 途方にくれて見失う道
サヨナラをたくさん思い出して ふいに浮かぶメロディー

とても輝いて見える空を錆びたブランコこいで仰ぐ

流れてく雲はなんか叙情的 隙間の青をずっと眺めた
舞いあがって想いも投げたら 憂い消えた

風が変わって 冷たい季節の予感で
グルグル回る 切ない心飛ばされて
漂いながら 君にまで届けばいいな
僕だけの花 季節はずれに咲いたらいいな

未来まで透けるような、寒い空―――――。

言葉つむいで作る希望 明日を手さぐりでまた探す

色つけずに世界を描いた 君を書く絵の具だけ残してさ
出来たらすぐ見せに行かなくちゃ 褪せる前に

風が変わって 冷たい季節の匂いで
キラキラしてる 素直な心気づいたよ
ただ揺れながら 君の前で笑ってたいな
名前のない花 季節はずれに咲いたらいいな

未来まで抜けるような、寒い空――――――。

風が変わって 冷たい季節の予感で
グルグル回る 切ない心飛ばされて
漂いながら 君にまで届けばいいな
僕だけの花 季節はずれに咲いたらいいな
ただ揺れながら 君の前で笑ってたいな
名前のない花 季節はずれに咲いたらいいな

未来まで透けるような、寒い空――――――。
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