浮世つづり

結んでください 二人の糸を
心に隠れた 蛍がさわぐ
未練 川端 浮世川
ひとりがつらい
今じゃ二年もひと昔
情通わす舟もない

あなたの両手をゆりかごにして
心に綴った しあわせ模様
命 重ねた 浮世川
小雨がしみる
お酒飲むほど 酔えもせず
ひとり枕を手なづける

燃えた かがり火 浮世川
あなたが欲しい
骨が鳴る程 抱きしめて
淋しがりやの この胸を
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