てふてふ

夢を繰り返す 深い闇に蝶 諦めるように消え去った君の影
遠く悪戯に 笑う針の月 抜け出す呪文も思い出せなくなる

静けさには 待ち構えた涙
壊れかけた 甘い時間に 欠片を散りばめて

くるりくるり 螺旋を描いては 迷い続ける羽音追いかけながら
きりりきりり 振り子が軋むような 悲しみをただ憎んだ

黒い種を蒔く どんな花が咲く 知らないふりして嘘をつく僕の声
どうか蝕んで 心を奪って いつか覚めるまで透明な根を張って

無くす事も 戻せもしないなら
絡みついた シーツの底に このまま閉じ込めて

くらりくらり 視界が歪むのは 見えないものばかりを追いかけるから
はらりはらり 乱れてく水面に 花びらが一つ落ちた
くるりくるり 螺旋を描いては 迷い続ける羽音追いかけながら
きりりきりり 振り子が軋むような 悲しみをただ憎んだ

くらりくらり 視界が歪むのは 見えないものばかりを追いかけるから
はらりはらり 乱れてく水面に 花びらが一つ落ちた
くるりくるり 螺旋を描いては 迷い続ける羽音追いかけながら
きりりきりり 振り子が軋むような 悲しみをただ憎んだ
悲しみをただ―――――。
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