霧雨の朝突然に

君のいれたお茶を もう一杯 飲んでから行きたいよ
肩も抱けないなら せめて少し ぬくもりが欲しい

窓が煙ってるね 君の好きな 霧雨の朝だから
君の目に映った 風景を 車で出てゆくよ

小さな生命を宿したのを どうしてかくしていたの
あゝ 君だけが決めた 別れを責め
ゆうべは語りあかした
あせた青春に 涙をうかべて

角を曲ってから 僕はワイパー 早く動かしてた
前がにじみすぎて もう何も 見えなくなりそうで

月日が二人を大人にして 世界をちがえてみせる
あゝ 君は僕さえも信じられず
何を求めて生きるの
あせた青春を 振り向きもせずに
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