らせん階段

さっきから回転ドアの 回る数かぞえて
何度目にあなたの姿 見つかるのかしらと
ロビーのすみで 胸はやらせる 3年ぶりの冬

チャコールのコートを選び 出かけて来たけれど
再会を祝う夜には 淋しい色かしら
自由を愛し だから別れた
あれから 幾つもの 恋を抜け
わかったことは ただひとつだけ
今でもあなたが 大好き
憧れやプライド捨てて 大人のクールさで
こんな風に会える日のこと 夢に見ていたのよ

約束よりも 少し遅れて
近づく 懐かしい 微笑みが
型にはまった 挨拶なんて
必要じゃないと 言ってた
人生のらせん階段 またひとつ上がって
前よりもずっと素敵な 恋人になれるわ
恋人になれるわ
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