はまなす伝説

沖の潮鳴り 聴きながら
浜に揺れてる 紅の花
船待つ女が はまなすの
花になったと人は言う
北の伝説 ヒュル ヒュル ヒュルル
私もあなたの 帰り待つ

いつか添い寝に 馴らされて
肌が淋しい ひとり寝は
女のなみだが はまなすの
棘になったと 言い伝え
北の伝説 ヒュル ヒュル ヒュルル
今夜もちくりと 胸を刺す

霧笛遠くで 鳴るたびに
沖を見詰める 紅の花
信じて祈れば はまなすの
花は願いを聞くと言う
北の伝説 ヒュル ヒュル ヒュルル
心の支えに 船を待つ
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