歌がきこえる

だんだん狭くなっていく道
それでも続いてるなら 進むしかない

横目に見える抜け道
険しい路地の中へと 入る勇気もなくて

しあわせが何なのか 答えのない迷路
見つけるのは自分なのに

天才にもなれず ゴミにもなれず
わたしはどんな色をしてるの
寒くて震える 長い夜も
涙はただ 床に落ちるだけだから

思わせぶりな運命を憎んで
見失ってた 花を植えた場所を

サラサラと指をすり抜けてゆく光
握り締めた 逃がさないように

はみ出さないように 転ばぬように
臆病な歌が 今も聴こえる
果てしなく見える 道の先で
あなたの笑顔 きっと咲かせたいの

天才にもなれず ゴミにもなれず
わたしはきっと 何色でもない
寒くて震える 長い夜も
涙はただ 床に落ちるだけだから
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