燻銀

ひとり歩きの 出来ない桂(おれ)を
陰で支えて くれる奴
捨てた人生 流れのままに
やっと掴(つか)んだ 男道
銀の情けに 泣けるのさ

離ればなれで 継(つな)がらなくて
気持 きもちが また揺れる
勝手気儘(きまま)に 動いちゃならぬ
飛べば相手の 歩の餌食(えじき)
俺を信じて ついて来い

賭けた一念 忍んで生きる
命あずけた いぶし銀
ここが勝負の 仕掛になれば
俺も人並み 奥の手で
王将ゆさぶり また燃える
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