博多川

雨に打たれて 身を染める
咲いて七日の 萩の花
添えぬ運命の ふしあわせ ふしあわせ
何故に私に つきまとう
あなた偲んで 泣いてます
紅も悲しい 博多川

橋のたもとに 佇めば
やがて中州に 冬がくる
まぶた閉じれば 写し絵に 写し絵に
浮かぶひと夜の 隠れ宿
せめても一度 抱きしめて
ひとり淋しい 博多川

焦がれ泣きする その度に
傘を持つ手が 重くなる
夢の篝火 消さないで 消さないで
結び直して この縁
肌があなたを 恋しがる
ついて行きたい 博多川

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