西へ行く

一人では夢の続きも見れなくなった天竺へ
カラカラと喉を枯らしては 泡沫の恋を過ぎて

まだ見えぬ旅の終わりは 彼方にある天竺で
バラバラに砕けた心は 見つかるのかもわからず

重なり 転がり それで楽になり
泣いたり 転んだり 笑っちゃうね

今 旅の途中の刹那 呼吸すらできない

この色即是空の地に立て! 叫び続けよう 命の歌
すごく重い 存在示すような 耳鳴りよ 止まないで

一人では夢の続きも見れなくなった天竺へ
つえつえと息を切らしては 安住の地を夢見て

ここを歩くのは 僕らだけになり
一つを目指した 畏友も淘汰された獣道の上 感情には沿わない

ほら歩幅合わせて西の方へ! 空に放たれた 命の歌
すごく重い 足音響くような 耳鳴りよ 止まないで
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