思い出の記

ああ思い出は 懐かしく
ふるさと恋て 訪ぬれば
親同朋は すでに逝き
誓いし友の 面影も
今は虚しき 菜の花よ

ああ人生は 夢の夢
幾年変わらぬ 山川も
流れる雲か 風に散る
人の心は 山吹の
花はほろほろ 散るばかり
×