フラッシュキーパー

夢から覚めた東の空 世界を乗せて回りだした
脈拍はいくつだ?

そびえ立つビルの隙を抜け走る だれかの作った最先端に乗り
流れる景色はだれのものでもなく あたしもそう景色みたいなもんなんだろう

今手にしてる感情さえも明日にはもう頼りないものだ
そんな当たり前に染まれなくて

流れる景色に溶け消えた日々に 遺せた何かはあるのかな
足跡にはキレイな花が咲くなんて 訳知り顔でまただれかが言う

けぶる未来へとスピードを上げ行く このまま進めば知らない街まで
想像を超えた物語なんてさ そうそう手に入るはずがないだろう

ココロを覆うトゲもいつの日にか 丸く柔らかくなるのかな
全部脱いじゃえば楽になれるなんて 訳知り顔でまただれかが言う
だれかが言う

想像してまた目の前にあるものを見失って立ち止まるよ
堂々巡り終わることのない迷路みたいな毎日だな
今手にしてる感情さえも頼りないものに変わりゆくなら
繰り返しなんてないはずでしょう?

上昇する脈に耳を澄ます 確かなものなんてヒトツでいい
足跡には何も咲かなくても ココロを覆う トゲに傷ついても

流れる景色に溶け消えた日々に
振り返ることなくあたしは行く
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