あゝ新撰組

加茂の河原(かわら)に 千鳥が騒ぐ
またも血の雨 涙雨
武士という名に 生命(いのち)をかけて
新撰組は きょうも行く

恋も情けも 矢弾(やだま)に捨てて
軍(いくさ)重ねる 烏羽伏見
ともに白刃(しらは)を 淋しくかざし
新撰組は 月に泣く

菊のかおりに 葵(あおい)が枯れる
枯れて散る散る 風の中
変わる時勢に 背中を向けて
新撰組よ どこへ行く
×