遙かなるイディヨナ

足にかけた しもべの証は 鍵無き錠
頭を下げ そのまま祈りを 裁くのは 闇を待て

道を束ねた 混沌の視界
選ぶのは君と 軋む音さえ 聞けず――――

遥かなる叫び 時空を待てずに 罪と罰を与え
彼らの剣が 通り過ぎれば
ビルの城壁は 主を忘れて 滑稽な裂け目を
それを止めるのは 神の息子となる イディヨナ

息をすれば 全てを失う 奴隷達は
神の下で 自らの罪を 切り落とし 焼き尽くす

巨木を抱く 偽りに満ちた
灰色の都市は 冷たく笑う ように――――

遥かなる者へ この瞳を通して 人が皆悪だと
報復の理論 正当であれ
失望はいつか 絶望となりて この空に降り立つ
私の誓いを 共に出来る君は イディヨナ

遥かなる叫び 時空を待てずに 罪と罰を与え
彼らの剣が 通り過ぎれば
ビルの城壁は 主を忘れて 滑稽な裂け目を
それを止めるのは 神の息子となる イディヨナ
×