鈴木研一作詞の歌詞一覧リスト  19曲中 1-19曲を表示

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曲名 歌手名 作詞者名 作曲者名 編曲者名 歌い出し
蛞蝓体操人間椅子人間椅子鈴木研一鈴木研一ずりずりと這い回り ぐねぐねとねじ曲がる ぐらぐらと頭振り びくびくと反り返る  闇に逃れて 闇に隠れて 闇に潜んで 闇に蠢く 闇に浸(つ)かって 闇に澱んで 闇に溺れて 闇の中蠢く  一二三 ねじるんだ 二二三 くねるんだ 三二三 よじるんだ 四二三 うねるんだ  だらだらと汁垂らし ずるずると絡み合う べろべろと舐め回し ぶるぶると身悶える  闇に紛れて 闇に埋もれて 闇に呑まれて 闇に彷徨う 闇に嘆いて 闇に恨んで 闇に呪って 闇の中彷徨う  一二三 ねじるんだ 二二三 くねるんだ 三二三 よじるんだ 四二三 うねるんだ  月の狂気が誘う蠕動 星の霊気が誘う蠢動 風の妖気が誘う蠕動 夜の瘴気が誘う蠢動 霧の狂気でいやます蠕動 土の霊気でいやます蠢動 森の妖気でいやます蠕動 沼の瘴気でいやます蠢動  闇にもがけ 闇にあがけ 闇にもがけ 闇にあがけ  闇にもがけ 闇にあがけ 闇にもがけ 闇にあがけ
恍惚の蟷螂人間椅子人間椅子鈴木研一鈴木研一頭からばりばりと喰われちまう 生きたままむしゃむしゃと喰われちまう 喰われてもこんなにも嬉しいのは それはきっと蟷螂(かまきり)の雄(おす)だからだ  もっと鋏(はさ)んで それそれそれそれ もっといたぶって ほらほらほらほら もっと刻んで それそれそれそれ もっと貪って ほらほらほら さあ  まさかりに殴られて喰われちまう のこぎりに抉(えぐ)られて喰われちまう 喰われてもこんなにも有難いのは それはきっと蟷螂の雄だからだ  もっと鋏(はさ)んで それそれそれそれ もっといたぶって ほらほらほらほら もっと刻んで それそれそれそれ もっと貪って ほらほらほら さあ  びくんびくんと引き攣(つ)って喰われちまう どくんどくんと 迸(ほとばし)って喰われちまう 喰われてもこんなにも気持ちいいのは それはきっと蟷螂の雄だからだ  もっと鋏(はさ)んで それそれそれそれ もっといたぶって ほらほらほらほら もっと刻んで それそれそれそれ もっと貪って ほらほらほら さあ
地獄の申し子人間椅子人間椅子鈴木研一鈴木研一人間椅子地獄にはやかましい奴ばかり 札付きの荒くれが堕ちてくる 串刺しで燻(いぶ)されて笑ってる ばかでかい音楽で南無阿弥陀  歌って 踊って お祭り騒ぎ 叫んで 喚(わめ)いて どんちゃん騒ぎ 暴れて 転んで 底抜け騒ぎ うかれて いかれて 乱痴気騒ぎ いくぜ もっと烈しく もっと妖しく もっと愉しく 派手に いくぜ もっと烈しく もっと妖しく もっと愉しく 騒いでいこうぜ  地獄には奇天烈な奴ばかり したたかな曲者が堕ちてくる 磔(はりつけ)で炙(あぶ)られて笑ってる 大袈裟な音楽で南無阿弥陀  歌って 踊って お祭り騒ぎ 叫んで 喚(わめ)いて どんちゃん騒ぎ 暴れて 転んで 底抜け騒ぎ うかれて いかれて 乱痴気騒ぎ いくぜ もっと烈しく もっと妖しく もっと愉しく 派手に いくぜ もっと烈しく もっと妖しく もっと愉しく 騒いでいこうぜ  地獄には好色な奴ばかり 因業なあばずれが堕ちてくる 生首で晒(さら)されて笑ってる 狂おしい音楽で南無阿弥陀  歌って 踊って お祭り騒ぎ 叫んで 喚(わめ)いて どんちゃん騒ぎ 暴れて 転んで 底抜け騒ぎ うかれて いかれて 乱痴気騒ぎ いくぜ もっと烈しく もっと妖しく もっと愉しく 派手に いくぜ もっと烈しく もっと妖しく もっと愉しく 騒いでいこうぜ
地獄のヘビーライダー人間椅子人間椅子鈴木研一鈴木研一地獄の弾丸バイクが 業火にまみれて突っ込んでくる 憤怒の火柱打ち上げ 怒号で火の海荒れ狂う  悪い奴らを踏み潰せ 天罰を食らわす  ぶっとばせ ぶっとばせ ぶっとばせ ぶっとばせ ぶっとばせ ぶっとばせ ぶっとばせ ぶっとばせ ぶっとばせ ぶっとばせ ぶっとばせ ぶっとばせ  忌まわしい異形のエンジン 邪悪な煙を吐き散らす おぞましい臭気を振り撒き 不吉な響きで高笑い  狡い奴らを踏み潰せ 天罰を食らわす  ぶっとばせ ぶっとばせ ぶっとばせ ぶっとばせ ぶっとばせ ぶっとばせ ぶっとばせ ぶっとばせ ぶっとばせ ぶっとばせ ぶっとばせ ぶっとばせ  巨大な暴走タイヤは 裁きの数だけ加速する 轍で亡者が目覚めて 何度も責め苦に襲われる  非道い奴らを踏み潰せ 天罰を食らわす  ぶっとばせ ぶっとばせ ぶっとばせ ぶっとばせ ぶっとばせ ぶっとばせ ぶっとばせ ぶっとばせ ぶっとばせ ぶっとばせ ぶっとばせ ぶっとばせ
地獄の球宴人間椅子人間椅子鈴木研一鈴木研一暴れる獄卒が まさかり振り回わし 生首ふっ飛んだ ぶるんぶるん 仲間の獄卒が すかさず打ち返し 虚空に舞い上がった ぐるんぐるん  生首が絶叫する 生首が号泣する 生首が痙攣する 生首が悶絶する  風が吹いたら元通り  怒れる獄卒が まさかりぶん投げて 生首転げ落ちた ごろんごろん 隣の獄卒が さっそく足蹴にして 業火に命中した ばちんばちん  生首が絶叫する 生首が号泣する 生首が痙攣する 生首が悶絶する  風が吹いたら元通り  狂える獄卒が まさかり振り下ろし 生首はじけ飛んだ しゅるんしゅるん 気の合う獄卒が すばやく受け止めて 油に投げ込んだ ざぶんざぶん  生首が絶叫する 生首が号泣する 生首が痙攣する 生首が悶絶する  風が吹いたら元通り  血膿を吐き出した生首 目玉が飛び出した生首 頭蓋を剥き出した生首 中味がはみ出した生首  風が吹いたら元通り
ダイナマイト(筋肉少女帯Version)筋肉少女帯筋肉少女帯鈴木研一鈴木研一ダイナマイトを知ってるかい とっても楽しい権利物 「3」で当たれば小当たり 「7」で当たれば大当たり!!  2連チャン 3連チャン 4連チャン 5連チャン 6連チャン 7連チャン 8連チャン 9連チャン  ダイナマイトが大当たり やればできるんだ君だって 単発のまれて終わりです 俺の頭はダイナマイト!!  2連チャン 3連チャン 4連チャン 5連チャン 6連チャン 7連チャン 8連チャン 9連チャン  ダイナマイトをやるために 免許証質入れ金借りた 今じゃ無免許無一文 それでもやりますダイナマイト!!  2連チャン 3連チャン 4連チャン 5連チャン 6連チャン 7連チャン 8連チャン 9連チャン 10連チャン 11連チャン 12連チャン 13連チャン
地獄の料理人人間椅子人間椅子鈴木研一鈴木研一人間椅子俺は地獄の大将 庖丁握る赤鬼 暴れる鬼にたらふく食らわせる 彷徨う亡者睨み 旬の食材見抜く 腹黒い程苦みが効いて美味い  焼いて食うか 磔炙り焼き 茹でて食うか 血の池で寄せ鍋  俺は地獄で走る 逃げる亡者を追って 怯える顔が何よりの御馳走 吊るし切りで下ろして 皿に生首盛って 活け作りからこぼれる断末魔  焼いて食うか 串刺しの蒲焼き 茹でて食うか 釜茹でのしゃぶしゃぶ  泣いたって 喚(わめ)いたって 悔いたって 嘆いたって  俺は地獄で歌う 出刃でリズムを刻み 俎(まないた)の上のたうつ亡者たち 叫び声が合いの手 呻き声が伴奏 苦痛に満ちた宴は終わらない  焼いて食うか 鉄板踊り食い 茹でて食うか 臼で引いたすり身  焼いて食うか 茹でて食うか 揚げて食うか 蒸して食うか 煮込んで食うか 炒めて食うか 刺身で食うか たたきで食うか
ねぷたのもんどりこ人間椅子人間椅子鈴木研一鈴木研一頭割られて飛び出す目玉 矢尻【やじり】えぐって潰れる目玉 鴉つついて転がる目玉 土にドロリとこぼれる目玉  空が鳴る 道が沸く 火が踊る じゃわめく血  ねぷたのもんどりこ ヤレヤレヤレヤ ねぷたのもんどりこ ヤレヤレヤレヤ  太刀の一振り跳ねる生首 野辺に串刺し睨む生首 姫が持つ手で喘ぐ生首 犬がくわえて嘆く生首  空が鳴る 道が沸く 火が踊る じゃわめく血  ゆらゆらと ねぷた来る ぞろぞろと ねぷた来る 空が鳴る 道が沸く 火が踊る じゃわめく血  むかでの住処苔むす髑髏 谷を埋めて誘う髑髏 月の光に囁く髑髏 血潮を浴びて悦ぶ髑髏  空が鳴る 道が沸く 火が踊る じゃわめく血
地獄のロックバンド人間椅子人間椅子鈴木研一鈴木研一ギターは鎌 亡者を呵責の刻み ベースは斧 頭蓋を非情の破壊 ドラムは鎚 残滓を狂気の乱打 歌は裁く稲妻 冷徹の火 断罪  地獄のロックバンド 冥界のロックバンド  ギターは鎌 ざく切り 悲痛の叫び ベースは斧 ぶつ切り 苦痛の唸り ドラムは鎚 こま切れ 恨みの呻き 歌は責める稲妻 逆鱗の火 雷鳴  地獄のロックバンド 冥界のロックバンド  悲しめ 怯えろ 苦しめ 悶えろ 吹け吹け 火の風 降れ降れ 血の雨  ギターは鎌 狡猾 いびる死神 ベースは斧 残忍 なぶる青鬼 ドラムは鎚 強暴 がぶる赤鬼 歌は襲う稲妻 業火の海 灰燼(かいじん)  地獄のロックバンド いびるギター なぶるベース がぶるドラム 冥界のロックバンド
冥土喫茶人間椅子人間椅子鈴木研一鈴木研一陰鬱な静寂 人魂の灯 骸骨の杯 無念の乾杯  しゃがれた声が呟く ようこそ冥土喫茶へ  黄泉の国のすぐそこ 三途の川のすぐ横 あの世着いたらすぐにおいでよ  陰惨な曼陀羅 梵字の品書き 大王お墨付 奪衣婆の料理  女給さん白装束で 死化粧して死臭ふりまく  黄泉の国のすぐそこ 三途の川のすぐ横 あの世着いたらすぐにおいでよ  陰湿な音楽 囚われの楽団 短調の連続 絶望の調べ  忌まわしい和音虚しく 終わりのない闇に沈む  黄泉の国のすぐそこ 三途の川のすぐ横 あの世着いたらすぐにおいでよ
地獄風景人間椅子人間椅子鈴木研一鈴木研一人間花火が打ち上がり 紳士と淑女の運動会 針とびマーチも高らかに 狂ったかけっこ よういドン  堕落のゴールへまっしぐら 奈落のゴールへまっしぐら  刃のテープで真っ二つ 万歳している上半身 脚だけ先行くおかしさに うっとりしながらゴールイン  破滅のゴールへまっしぐら 地獄のゴールへまっしぐら  呂律が回らぬアナウンス お次は首とり騎馬戦だ 歪んだ笑いの貴賓席 捻れた骸の表彰台  堕落のゴールへまっしぐら 奈落のゴールへまっしぐら 破滅のゴールへまっしぐら 地獄のゴールへまっしぐら
地獄人間椅子人間椅子鈴木研一鈴木研一赤い鬼がやって来る 青い鬼がやって来る 逃げ惑う餓鬼の群れ そうか地獄に落ちたのだ  けつの穴から槍刺され 爪で皮をはがされて 釘で手足を打たれたら そこはまな板恐ろしや でかい包丁で細かく刻まれ 骨になるまで鬼に喰われる  足元は針の山 喉元は糞の海 蛆虫を植えられて 火に投げ込まれた果ては  けつの穴から槍刺され 爪で皮をはがされて 釘で手足を打たれたら そこはまな板恐ろしや でかい包丁で細かく刻まれ 骨になるまで鬼に喰われる  やっと死ねたと思ったが 気が付いたら生きている 痛みより何よりも 死ねないのがこれ地獄  けつの穴から槍刺され 爪で皮をはがされて 釘で手足を打たれたら そこはまな板恐ろしや でかい包丁で細かく刻まれ 骨になるまで鬼に喰われる
ダイナマイト人間椅子人間椅子鈴木研一鈴木研一ダイナマイトを知ってるかい とっても楽しい権利物 「3」で当たれば小当たり 「7」で当たれば大当たり!!  2連チャン 3連チャン 4連チャン 5連チャン 6連チャン 7連チャン 8連チャン 9連チャン  ダイナマイトが大当たり やればできるんだ君だって 単発のまれて終わりです 俺の頭はダイナマイト!!  2連チャン 3連チャン 4連チャン 5連チャン 6連チャン 7連チャン 8連チャン 9連チャン  ダイナマイトをやるために 免許証質入れ金借りた 今じゃ無免許無一文 それでもやりますダイナマイト!!  2連チャン 3連チャン 4連チャン 5連チャン 6連チャン 7連チャン 8連チャン 9連チャン 10連チャン 11連チャン 12連チャン 13連チャン
人喰い戦車人間椅子人間椅子鈴木研一鈴木研一人間椅子生首のはさまったキャタピラーが軋む 死に際のおののきが大好物  さて のろしをあげようか さあ 逃げろ もういいかい?  見よ轍を 死の轍を 辿る先は 猟奇の果て 骨を砕き 肉をしゃぶり 汁をすする 人喰い戦車  ほら エンジンは歌う ほら 皆殺しの歌 勝利のリズムで 狂気のメロディーを  臓物を巻きつけてキャタピラーは笑う 血に飢えて のたくって 舌なめずり  おや そこの岩陰には やあ 可愛いお嬢さん  見よ轍を 死の轍を 辿る先は 猟奇の果て 骨を砕き 肉をしゃぶり 汁をすする 人喰い戦車
魅惑のお嬢様人間椅子人間椅子鈴木研一鈴木研一人間椅子月明かり浴びた雪のような 淡くて溶けそうなその肌は 目眩がするほど狂おしい 野バラの香りをにじみ出す  お嬢様の脚 お嬢様の腕 お嬢様の胸 お嬢様の頬 そこに咲く笑窪  磨いためのうが濡れたような 妖しい光の唇は 神秘の水晶のぞかせて 小鳥のさえずりそっと出す  お嬢様の髪 お嬢様の指 お嬢様の口 お嬢様のあご そこに咲くほくろ  この世の光をみんな集めて まばゆいばかりに光輝け お嬢様  男の視線をみんな集めて 艶かしいほど光輝け お嬢様  女の嫉妬をみんな集めて 神神しいほど光輝け お嬢様  独り占めする欲望が日ごと強くなる 秘密をあばく欲望が夜ごと強くなる  いじめてみたい欲望が日ごと強くなる 汚してみたい欲望が夜ごと強くなる
棺桶ロック人間椅子人間椅子鈴木研一鈴木研一人間椅子何が何だか知らないうちに どこかとんでもないとこへ来た そばで医者様臨終告げる 何だかとても嫌な予感だ これは一体どうしたことだ 体がまるで動かない 何が何だか知らないけれど 何が何でもここから逃げるんだ  棺桶が招くのだ 棺桶が俺を呼ぶのだ  何が何だか知らないうちに どこかとんでもないとこへ来た そばで坊主がお経をあげる 何だかとても嫌な気分だ ここはどうやら棺桶の中 どうやら俺の葬式だ 何が何だか知らないけれど 何が何でもここから逃げるんだ  棺桶が呪うのだ 棺桶が離さないのだ  暗黒 暗黒 冷たい暗黒 限界 限界 正気の限界 幻聴 幻聴 誰かの声がする 閃光 閃光 光に進めよと  希望かそれとも絶望か  何が何だか知らないうちに どこかとんでもないとこへ来た ここはどうやら火葬場の釜 何が何でもここから逃げるんだ  棺桶が呪うのだ 棺桶があざ笑うのだ  わからない わからない わからない わからない 何でなのか  わからない わからない わからない わからない 何てことなんだ
芋虫人間椅子人間椅子鈴木研一鈴木研一人間椅子ひねもす隠れ ひねもす食らう 何も判らず 何も遺さず 何も…何も…  俺は芋虫 貪るだけの 俺は芋虫 肥えてゆくだけの  闇に蠢めき 闇に悶える 何も得られず 何も叶わず 何も…何も…  俺は芋虫 醜いだけの 俺は芋虫 卑しいだけの 俺は芋虫 嫌らしいだけの  ああ ずるずると血膿のぬめる肉塊 ああ どろどろとはらわた腐る肉塊 ああ 朽ちてゆく 朽ちてゆく 朽ちてゆく  ああ ぐつぐつと煮えくり返る肉欲 ああ どろどろと虚しくよどむ肉欲 ああ 堕ちてゆく 堕ちてゆく 堕ちてゆく
晒し首人間椅子人間椅子鈴木研一鈴木研一首斬り穴の 闇を覗けば 刃が走り 視界が回る ひきつる胴が 血の雨降らし 無念の青に 恨みの赤が  睨んだ睨んだ 歪んだ顔が 並んだ並んだ 晒し首並んだ  すすき野原の 壊れた台で 睨んでみても もずが鳴くだけ 首から下は どこ行ったのか からすに訊けど 答えちゃくれぬ  溶けた溶けた 鼻が溶けた 落ちた落ちた 目玉が落ちた  養虫が 俺の鼻穴で 夜風に揺れている 蟷螂(かまきり)が 俺の頭から 月に拝んでいる  土蜘蛛が 俺の喉元で 何かを待っている こおろぎが 俺の目の中で あはれと鳴いている  人に晒され 日に晒されて 雨に打たれて 風に吹かれて 虫に喰われて きのこが生えて 苔むす頃に 土へと帰る  崩れた崩れた しゃれこうべ崩れた 無くなった無くなった 俺が無くなった  咲いた咲いた 彼岸花咲いた 忘れられた 俺の墓標
刀と鞘人間椅子人間椅子鈴木研一鈴木研一刀は人斬るものだけど 鞘がなければ差せなくて 鞘は気高いものだけど 刀がなければただの筒  俺は刀で君は鞘 抜いたり差したり 抜いて咲くのは八重桜 乱れ咲き  刀は一度(ひとたび)抜かれたら 血潮を見るまで帰らない 鞘は血糊を受け止めて 無念の思いを舐め尽くす  俺は刀で君は鞘 抜いたり差したり 抜いて咲くのは八重桜 乱れ咲き  どんなに刀が暴れても 元の鞘に収まるさ  俺は刀で君は鞘 抜いたり差したり 抜いて咲くのは八重桜 乱れ咲き
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