ALI PROJECT「Les Papillons」の歌詞一覧リスト

曲名 歌手名 作詞者名 作曲者名 編曲者名 歌い出し
秘密の花薗ALI PROJECTALI PROJECT宝野アリカ片倉三起也あなたが失くした緑の鍵 ふたりの秘密の花薗へと 続く錆びた扉 最後に開けたのは 昨日のことか それとも遠い昔  葉末の腕がひらく 迎えるように 萌黄の蔦は伸びる 抱き取るために 蘭の薫りは 紗衣(ローブ) 菫の群れは 茵  双子の少女のように 片時も離れない どちらの背中にも見えた 美しい蝶の翅 光に透けていたわ  わたしが盗んだ大事な鍵 ふたりの季節を留めたくて  出口は鳥たちが 枝で隠したのに なぜ潜ったの あなたは泥だらけで  糸杉 幹が揺れる 微風乱し 茨の茎は軋む 問いかけようと 薔薇の憂いは 吐息 百合の雫は 涙  この世の花という花 ここで萎れてゆくわ どうか戻ってきて 時を止めたまま 待っている ずっとひとりぼっちで  それは誰も知らない 些細な事件 想い出を忘れない あなたのために  蝶々の骨で作った 小さな鍵を 送るわ  街中さまよっても 扉はどこにもない だけど失くさないで 二度と  埋められたわたしだけ 終わらぬ春を生きる
天体瑠璃星万華鏡ALI PROJECTALI PROJECT宝野アリカ片倉三起也コバルト色の空へ 翼広げて 飛んでみたいと願う 太古より人類(ひと)は  竜のように強く 鳥のように優雅に どこまでも自由に 軽々と遙か高みへ  だけど私が飛べるなら ひそやかな蝶がいい 花の香りに誘われて 風に舞う瑠璃楊羽 大切な蜜運び また次の花へと舞う  誰もが遠い目をして 見果てぬ夢を語るわ 折れた羽 繕うことなら できるけど 心が傷ついたら すぐ近くにある 美しいものを見つめて  藍の雲間 瞬く あの星々へ 行ってみたいと思う いつの世も人類は  望み 希望 欲望 時に闇を抱える 深い胸の中は 夜空より輝けるのに  ずっと私はここに棲む どこよりも青い星 入り江の町の片隅で 瑠璃ひかる海原(うみ)眺め 愛しさに出会うのを ただ信じ待ちつづける  誰もが俯きながら 囁く未来のはなし 繙かれた神話の おしまいが来ても 恐れたりはしないわ この地に生まれて いまを生きてきたのだから  誰もが青い目をして 見果てぬ夢追いかける 折れた羽 繕うことなら できるから 心が凍えたとき すぐ隣にいる人の ぬくもりを抱きしめて
胡蝶夢心中ALI PROJECTALI PROJECT宝野アリカ片倉三起也そう私を見つめる瞳に もしも恋しさが潜むなら 目を伏せずに受け止めたこと 限りなく優しい罪となる  いくつも儚い夢 越えてきたの 最後にあなたの元で 目覚めていいの?  なぜ人は魅かれ合い 触れずにはいられないの 月の届かぬ夜も ひとり過ぎてきたのに  鱗粉の毒を撒き 舞うことを止めぬ蝶は 天の川に身を投げて 生まれ変われることも 望まない  いま私を見つめる瞳に いつか憎しみが宿るなら あなたの眼は光を束ね このからだ焼き殺せるでしょう  探すのを止めるのは 早いわ 愛を 私はまだそれを 大事に持っている  なぜ人は出逢いから 運命を選び取るの 慄える淡い羽を そっと授かるように  生きることはただ死に 向かうための旅だから 哀しみに気づかぬまま 微笑むときを永遠だと 思って  なぜ人は睦み合い かたく手をつなぎ合うの 本当は弱いから 幸せを求めるの?  満開の花の中 迷い込んでいく蝶は 薄墨の風に抱かれ 花びらとなって 土へと埋もれる  なぜ人は出逢いから 運命を選び取るの 慄える淡い羽を 握り潰すみたいに  生きることがただ死に 向かうための旅ならば ふたりが生きる行方が ひとつの死になることを 願うだけ
修羅と蝶ALI PROJECTALI PROJECT宝野アリカ片倉三起也狂える嵐 既に遠く去りて 私の中で眠り睡る修羅  糸に巻かれてたたまれる 千々に裂かれた翅だろうと  血を流した 涙の代わりに 何故それを愛と 名付けようと思うのだろう  病葉にも似た この掌 触れる冥い土 泥濘む皮膚 埋めて探さん 沈める 蛹を  時には赤に 青い黄色に染み 私は知らぬ姿を持つ修羅  溶ける光を焦がれては 心を離れ立ち昇る  棘で記せ 言葉よりも深く ただこれが恋と 穢れたとて消えぬように  色無き葩 固く抱く蕾 開き散ることを 阻む如く  茎ごと手折らん 蠢 蛹を  そして蝶は 一斉にと舞う 何故いまが春と お前たちにわかるのだろう  未だ息を運ぶ この胸を 破って最後の ひとひら飛べ  血を流した 涙の代わりに なおいまも愛と 名付けたいと思うのなら  抱きしめよう 過ぎた苦しみも 愛しさが孵す化身として  毀れる抜け殻 羽化した蛹は  私を縫い閉じ
眼帯兎と包帯羊のMarchenALI PROJECTALI PROJECT宝野アリカシューマン片眼の兎追い少年は 裏庭の柵越え 森に迷い込む  飛び散る木漏れ日の精たち 色とりどりの花 目が眩んでゆく  触れば怪我する 毒茸の群れが 嗤って転がる  絡まる蔦の葉 樫の根に掴まれ 足を滑らせた  空が罅割れ 墜ちる苔の上に そっと降り積もる 光る胞子 裸の胸に  少年は夢に凭れ 忘れてゆく 続くべき日を それはいけないことではなく  覗き見るは兎 赤眼の輝きで 忍び寄るは羊 三本肢で 森の底は怖い だけど魅惑に満ち 何かを失くしても 抜け出せはしない  行こうもっと奥へ遠くへ 君ももっと気に入るから ママもいないひとりじゃない 誰もぶたない君を  蜜蜂溶けた甘い芥子のお茶を飲み 駒鳥詰めた美味しいパイを食べよう  綺麗な蝶々が 貰いにやってくる  君の良い心  蹌踉ける羊追い少女が 白い靴を汚し 森に入り込む  幸せの頬翳りもせず 翼生えたように どこまでも先へ  微風つなげて やさしく迎えよう 崖の向こうがわ  帳が降りても 本当の暗い闇 感じないように
パピヨン輪廻ALI PROJECTALI PROJECT宝野アリカ片倉三起也はるかな命の始まりが 翡翠の蛹であったなら ひかりの中 目覚めたでしょう 美しい姿ひろげ  心魂(こころ)は今も その時のまま  はじめて来たのに懐かしい はじめて見るのに愛おしい すべてが意味を持ち導く 不思議な記憶の先へ  尽きず何度も 生まれ変わり 今ここにいる  見知らぬ国の夢 戦いの時代も まるで終わりのない物語 綴るみたい  たくさんのワタシが わたしにつながって 同じように感じ泣き笑い 奏で合う歌声  季節は巡って花が咲く 歴史は決まって繰り返す 眠りはまた目覚めるために 羽の中へ包まれる  みんな選ばれ この大事な今を 生きてる  海に棲んだ娘 牢の中の王子 穏やかに 波乱に 満ちていた遠い童話  たくさんのアナタが あなたにつながって どんなに孤独かかえても 目を閉じれば 思い出す  胸を焦がした恋 運命(さだめ)を抱いた愛 まるで終わりのない物語 続くように  そしていつかわたし あなたにたどりつく 前にどこかで逢ったかしらと 言うから気が付いて
逢魔蛾城の伯爵ALI PROJECTALI PROJECT宝野アリカ片倉三起也天に微睡む神の指から 物語をしたためる藍墨(インク) 空に零れて広がる金青(ブルー)  固く錆び付いた門扉が開いて いまが 逢魔ケ刻  一斉に舞う菫蛾緑蝶 鱗粉は七色の霧雨 恐れず濡れた外套(マント)を脱いで  さあようこそ 迷い込まれたオトメ われが城の主  蒼の絨毯一歩進めば 紅粉青蛾の侍女が その手を握り 宴に誘う 奥の大広間には 大勢の華やぐ人  時が 戻る  夕月豪華な仮面舞踏会 村人罪人魔女も王も踊る  遠い昔の 幻影などではない  乙女よ あなたが わたしの目覚めさせた その胸にある純粋で  なんと懐かしい 紫いろの瞳なのだろう  知っておられようか 人は死に その魂(プシケ)は 蝶に変わり 愛した場所 離れられないまま 舞うのだ  永い間 忘れていた 喜びと そして悲しみ  ああ何より わが城より 守りたかった美しい妻  わたしを見つめる その瞳は あの日のもの  どうか行かないでおくれ  永遠の先 逢魔ケ刻が 闇に沈むまで
革命の血脈ALI PROJECTALI PROJECT宝野アリカ片倉三起也祖国の墓土(つち)へと眠る わが血の絆と力 現世こそ君へと繋ぐ 亡き日の剣を以て  誇り持たぬ者が 治める地には 隷従の跫音 聞こえるだけだろう  どうして 道なき道さえ確かに進んで来たのに あれほど勇ましい時代を越えて  高らかに謳わん いま革命を 恐れさえ眩むという 滅亡の 炎より激しく  志貫かんと 先人の教え抱き 現代こそ君へと伝う 亡き人の声音以て  驕り満ちる者の その肉叢に 憂国の幟は 千切れ張り付くだろう  どれだけ 躓き倒れて穢れて傷負い散っても それでも真直ぐ生きて行く為  立ち上がれ向かわん さあ再生へ 瓦礫にも沈める 種芽吹かせて ああまだ明日は降る  自由を愛する真紅い蝶 胸を破り羽ばたけ  いくども 戦い争い奪って敗れて堕ちても 繰り返される愚かと貴さ  高らかに謳わん いま革命を 恐れさえ眩むという 滅亡の 光より美しく
君の名をALI PROJECTALI PROJECT宝野アリカベートーベン愛しいただひとつの名を呼べど 返る声無き夜の果てよ  静寂かすめて曳くひとすじ 蜉蝣の碧く長い尾のように  やさしさ喜び込め ときに悲しみ満ち いくどいくど呼んだろう こうして  いまも甘く 耳に留まった 麗し君の声のひとひら  振り向く白い顔 見せておくれ  もう一度 ふたたび

Les Papillons

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