ribbonsora tob sakana | sora tob sakana | 照井順政 | 照井順政 | | 耳を澄ましたら 聞こえる 流れる時間の一粒が 重なり合って 私の声を連れてく 東の空の方へ 住み慣れたこの街の 繰り返す 日常 それなりに楽しくて 悪くないはずで だけど君の歌を思い出す度 忘れかけていた夢が 胸を締め付けるの その列車に乗ったなら きっと もうこの場所には戻れない 柔らかいベッドじゃ見られない夢 「今じゃなければ」なんて 馬鹿みたいでしょ? 白く霞む夜明けに列車は走る 地平線追い越して 溢れ出した優しい思い出のかけらを 眺めて 小さく手を振った 曲がりくねった 果てない レールの上で 胸の奥 耳を澄ます いつだって君の歌が聴こえてる 金色の海の向こうには 誰かと過ごした日々の灯がともる 小さなあの街が もどかしい毎日が 大好きだったこと 今更気付くなんて 星の川をまたいで列車は走る 宇宙を結ぶリボン 忘れられた無数の物語が 虹に変わって私に手を振った 時を超えてつながるレールの上で あの歌を口ずさむ いつだって君が笑ってそこにいる 発車のベルが鳴り響く そして歌は孤独な空に消える 耳を澄ましたら 聞こえる 流れる時間の一粒が 耳を澄ましたら 聞こえる |
タイムマシンにさよならsora tob sakana | sora tob sakana | 照井順政 | 照井順政 | | どんどん流れていく 景色を追い越して 簡単に破り捨てたカレンダー 1・2で流れ出すキックとベースに 段々速くなる胸の鼓動 振り返ればきっと寂しくなるから 今だけはボリュームを下げないで タイムマシンが来なくても 今この瞬間 君と刻む 無数に光る着陸地点 止まない音に踊る心 いつでも私は君に会えるから きっと どんどん変わっていく 流行が回っていく 街は今夜も踊り続けてる ずいぶんくたびれた スニーカーを履き替えて この先にある物語知りたくて 踊り続けてる 光が フロアを照らして 震える世界 RUN&RUN&RUN 急いで RUN&RUN&RUN 止めないで タイムマシンはもういらない 間違いだらけの恋みたいに 夢中で走る この長い道で たった一つの歌を歌おう いつでも私は君に会えるから 誰も未来のことは見えないけど いつでも私は 君のそばにいるから |
夢の盗賊sora tob sakana | sora tob sakana | 照井順政 | 照井順政 | | 夢の中ではどこでもいける 欲しいものならいくらでもある 世界中のあらゆる人が夢を見てる 決して枯れることのない願い事の海 回る回る時代を越えて探してた 君の夢の中のハートきっと盗み出す めぐるめぐる時間の中でひとかけら 消えてしまわないもの 君が持っているから 夢で集めた宝石箱を 眺めてみても 心はひとり 世界中のあらゆる人が旅の途中 決して枯れることのない願い事に乗って 宇宙のはじまりから今まで旅して 消えてく星を見てた 流れ続ける夢の中で 君に会えて さよならの意味を見つけた まわるまわる時の中 めぐるめぐる夢の中 回る回る時代を越えて探してた 君の夢の中のハートきっと盗み出す めぐるめぐる時間の中でひとつだけ 消えてしまわないもの 僕は知っているから |
tokyo sinewavesora tob sakana | sora tob sakana | 照井順政 | 照井順政 | | ガラスの海が映し出す 数字の波の中で 宝の地図を広げてる 行く先の知らない船に乗って それは幼い頃にみた 夢の中のこと ねえ この波の始まりはどこにあるの? 本当は誰も知らない いつの間にか 探し物を忘れてしまうのかな 誰かが描いた 願い事見つけても 心は誰も知らない 君の事を 少しだけ思い出す この波の中で ガラスの海が跳ね返す 光の波の中で 宝の地図を広げてる 行く先を知らせる風に乗って ずっと心に響いてる 音の鳴る方へ ねえ この波の始まりはどこにあるの? 本当は誰も知らない いつまででも 探し物を忘れてしまわないように 心の奥に しまわれたひとかけら 他には何もいらない 君の事を 少しだけ思い出す この波の中で |
透明な怪物sora tob sakana | sora tob sakana | 照井順政 | 照井順政 | | 古い日記 めくり返せば 君の足あとが残っている 汚れすぎた空気を吸って 透明になる君に気付きながら 横断歩道を踏みはずしても わたし もう気にしなくなった 君の瞳に映ってる 世界はあまりにも青い きっとここでさよなら言わなくちゃ 汚れた空気を吸い込み 息をしてる 下校途中の道の広さは 気がつけばずいぶん狭くって 忘れていた約束のこと 君だけがずっと守り続けてた 笑顔の仮面を付け替えること わたし とてもうまくなった いつかわたしが君のこと 見えなくなってしまっても 美しい 怒りを 気高さを わたしにくれた鳴き声を 忘れないよ 古い日記 めくり返せば 君の足あとが残っている あの日確かにここで過ごした 君の気配だけが 息をしてる |
夜間飛行sora tob sakana | sora tob sakana | 照井順政 | 照井順政 | | そして私の書きかけだった手紙の ペン先は行く先を探す あの日私が頑なだった場所から 踏み出せば風が少し冷たくて 夜空に散らばる光のかけら 夢の様に消えそうで それでもあなたを探している これから出会う物語 きっと きれいなだけじゃない あの日の私と交わす別れのメロディが 白く消えて 夜が明ける ショーウインドウ 跳ね返した街並みの 中に立って想像してみる あの日私が受け入れなかった話の 結末は誰のためにあるんだろう 物静かなあの子 ラジオが好きなあの人 映画の話すると 止まらない友達 大好きだったあなたや 少し苦手なあの子 扉の鍵はいつも 私が持っている 街の灯り 映し出した 少し怖い だけど 目を開けて 夜空に散らばる光のかけら 夢の様に消えそうで それでも誰かを探している さよなら 書きかけの手紙の続き 新しい歌にして この世界中と交わす未来のメロディが 響きはじめ 夜が明ける |