READ ALOUD「無花果」の歌詞一覧リスト

曲名 歌手名 作詞者名 作曲者名 編曲者名 歌い出し
言花-コトヴァナ-READ ALOUDREAD ALOUD桑田祐宜桑田祐宜気が付けばもう すぐに「死ね」だの 軽く言いすぎなんだ 誰でもそう 見慣れたジョーク 何か忘れてるんだ  痛みさえもう何も感じない それがやるせない  善と偽善の狭間でゆらゆら 風呂の中に舞う髪の毛のような 大人になるほどに汚れた だから綺麗を知った  幼い頃のパズルのように電線に切られた 空の青さ 豊かさ  花になって 鳥になって 君の世界の中にいたい 雨の朝に思い出す 空になりたい  届かない願い 誰のせいだよ  気が付けばもう すぐに「神」だの ニーチェの宣(のたま)う通りになった 情緒なき世界 轟くカウントダウン  煙になって 土になって 人はまた巡り逢える 嵐の中に思い出す 愛になりたいんだ  花になって 鳥になって 君の世界の中にいたい 雨の朝に思い出す 空になりたい  ガラスだって 海に落ちて 丸く綺麗な石になる 時間をかけて 許し合おう 過去の涙も  花になって 鳥になって 君の世界の中にいたい 雨の朝に思い出す 空になりたいんだ  花になって 鳥になって 風になって 月になって 「明日はきっと晴れるよ」って その言葉 君の元へ
白い月READ ALOUDREAD ALOUD桑田祐宜桑田祐宜僕達は涙が枯れないままに 笑ってしまう程に目を腫らした あの日々が夢のようだ だけど夜明けは未(ま)だ遠く  耐え切れなくて飛び出した それなのにまた  ゆらゆらと溺れて滲む白い月眺めて ふらふらと彷徨う夜は迷路みたい 君の手に触れて温め合って 何もかも溶かしてさ 一つになれたらな  「まだ大丈夫よ」と誤魔化して ヒビを独りで隠していた 優しい嘘をつけるように出来てないって事 誰よりも知っていたのに 何故僕は  五月雨の中 隣さえぼやけて見えた  けらけらと幼く笑う それさえも憂うよ くらくらと今でもたまに崩れる 僕の手に触れて温め合って 何もかも壊してさ 一つになれたらな  ゆらゆらと溺れて滲む白い月眺めて ふらふらと彷徨う夜は迷路みたい 君の手に触れて温め合って 何もかも溶かしてさ 一つになれたらな
誰かの為に咲いてないREAD ALOUDREAD ALOUD桑田祐宜桑田祐宜ヘイ そんな張り付けた愛想でどうしようって言うんだい? 繰り返すコピー&ペースト プラスチックの手触り 白だと言えば黒に疎(うと)まれる それに怯えて灰になるのか 誰も君の心は覗けない 声を上げろよ  花は誰かの為に咲いてない だから美しい 人間だってそうだろう さぁ何がしたい?  内面とのギャップに疲れているみたい でっかくて厄介で 胸には収まらない 「どれでもいい」や「大丈夫」だとか そんな答えで満足するな 相手は何も知らない 気付かない 聞かせてくれよ  君をいつも他の誰より支えている人は 結局君なのさ  ちょっとした嘘が積もって いつの間にか壁になって 余計に背伸びをしてる 曖昧なスタンスなんて鳥に啄(つい)ばませて飛び出そうぜ 果て無きショータイム  声を上げろよ  君だけの声を 真実の歌を 泣いたっていいよ  燃える怒り 鋭い悲しみ 跳ねる喜びを 君を作る記憶のピース 歴史そのものを 吐き出しちゃえよ ここで さぁ何がしたい?
幸せのハナシREAD ALOUDREAD ALOUD桑田祐宜桑田祐宜とても美しい羽根で空を舞う蝶がいた 虹のような輝き 誰もが彼女を愛してた  決して驕らない気高い心で 幸せを振りまいた  茜色 穏やかな夕方に悲劇は訪れ カマキリの刃(やいば)が羽根を引き裂き 彼女は真っ逆さま  命からがら逃れた彼女を待っていた 皆の視線は気を遣うようでいて逸(そ)らされた  二度と飛べない運命(さだめ)を抱えて やがて孤独の道へ  憐れにも 皆が愛していたのは美しい虹の羽根 蚊のような細い身体ひとつ 常闇(とこやみ)の森で  そしてフラリと現れた別の蝶が何も言わずに 自分の羽根を片方ちぎって差し出す  それからはお互いの肩を組んで空を舞うつがいの 蝶の姿 見た者は心が洗われたという そしてまた風に流れるのは幸せの粉粒(こなつぶ)  もし僕ならば彼女に何を贈れた? 片方の腕か これ見よがしの哀れみか
オートマチックREAD ALOUDREAD ALOUD桑田祐宜桑田祐宜自分って一体何者か 正解はネットで見つかるみたい クレイジーは勲章か障害か 近眼のフクロウが羽ばたいた  口上や思想やアイデンティティ 今度は何を読んできたの 眼を剥(む)いて社会を斬る その姿もなんかズレる  衝動だけでいいじゃない 風の声を聴け 転がされれば手垢にまみれてく 本当なんて無いのに何を求める? 今日のニュースさえも疑わしいこの時代に  事情を知った顔をして 神に代わって裁きだした お前の手は透明な血で 汚れているだろうよ  情報社会のバベルで 価値観の塔を築いてないか 隣の島に中指立てる その姿も滑稽なだけ  現代におけるヒーローは 漫画より奇なり 今日も迷惑千万 とりあえずゎ…スミマセン 本当なんて無いのに何を求める? 君の呟きさえも疑わしいこの時代に  遠くの壁に泣いたって 何も変わらない まずは目の前の扉一枚 開けてみろ  衝動だけでいいじゃない 風の声を聴け 転がされれば手垢にまみれてく 本当なんて無いのに何を求める? 今日のニュースさえも疑わしいこの時代に
未だ黄昏が咆吼るならREAD ALOUDREAD ALOUD桑田祐宜桑田祐宜深く黒い夜 胸の砂が疼く 身体ごと冷たい床に溶かしたい 流れるシャワーのノイズが 僕を胎児まで引き戻す 何処かへ祈るようにうずくまる  ああ黄昏が今でも僕の中で咆吼(ほえ)ている  いつかは消えてしまう星の上で 僕ら居場所を奪い合うけど 何も変えられずにいる  時計の針のリズムが世界を細切れに切り刻んで それを痛そうに飲んで泣いた日々  眼を閉じる度 開かれる扉 ヒリヒリと眩しい  涙で濡れた腕で探している 街の光で濁った空の底に沈む優しい星を  狂おしくて 狂いたくて 狂ったふりで 逃げていたのさ 孤高だって孤独だね 気取ったって癒せないね  傷跡を隠さないで生きていける大きな勇気を届けたい 考えるのは後でいい  果てなき道の上で抱いた言葉 「君の世界は、君の中で色を変えてしまえばいい。」  夜明けはすぐそこに
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