suzumoku「ベランダの煙草」の歌詞一覧リスト

曲名 歌手名 作詞者名 作曲者名 編曲者名 歌い出し
身から出せ錆suzumokusuzumokusuzumokusuzumoku空飛ぶ鳥を見ていたんだ 嵌め殺した窓の手前で 触れられない背中にそっと 奇跡の想像もした 放り投げたスプーンにちょっと 青い錆が付着しだして その中一つ封じ込んだ 夢が文句を言ってる  差し込む褐色の西日も影を伸ばす  たったそれだけで焦るその心は 焦るだけマシだと思いたいだけ 毒が回る前にバラしましょう 素直になれなかったと  ヘッドフォンを繋いだプレイヤ 埃がこびり付いたディスプレイ 盤から伝わるメッセージは 慰めの名言だけ インテリぶって口火切って 堂々と告げる体験は コンビニの雑誌の隅っこ 気の利いた記事のパクリ  手持ちの札だけで 事足りていたいのは  何処かに自分と同じ様に生きる 人間もいるだろと思いたいだけ 壁が出来る前に認めましょう 臆病なだけなんだと  ドアノブの前でたじろぐ悪い癖 散々描いた未来は綺麗なのに  たったそれだけで焦るその心は 焦るだけマシだと思いたいだけ 毒が回る前にバラしましょう 素直になれなかったと 何処かに自分と同じ様に生きる 人間もいるだろと思いたいだけ 壁が出来る前に認めましょう 臆病なだけ なだケ なダケ ナダケ 情けないなと
アイス缶珈琲suzumokusuzumokusuzumokusuzumoku適当な嘘でごまかして 仕事を抜け出して来たのさ 平日昼下がり 気に障る先輩の愚痴に 次々課せられるノルマに 嫌気がさしたのさ 普段はそれなりに真面目で あまり目立たない方だから 誰もとがめやしない ロッカーに置き忘れてきた 缶珈琲が気になるけど まあ、どうでもいいや  誘われるように仰いだ空が今日だけは やたらと高くて広いのに それを遮った人混みはただ 急ぎ足で下を向いてひたすら流れてる  ポケットに両手をしまって 溜息の理由を探して こんな日になるなら 雨でも降ればいいのに のんびり浮かぶ雲にさえも 追い越されそうな足取りに 今更気が付いた 行く宛も無いんだって事  知らない街でも歩こうか それとも静かに過ごそうか 持て余した自由 コンビニで小銭を数えて すがるような気持ちで掴む いつもの缶珈琲  “そのままの君でいいよ”と歌うスピーカー 飽きるほど聴いた曲なのに 無性に焦りだした僕はただ 急ぎ足で下を向いて逃げ道を求める  ポケットの両手を握って 溜息を必死で隠して こんな日になるとは想像もしてなかった せわしない向かい風の中 解けそうな靴ひもを見て 今更気が付いた このままではダメだって事  誘われるくらい綺麗な空を仰いでも“そのままでいい”と言われても 心はもどかしくなるばかりで 立ち止まって上を向いて泣きたくなるだけだ  ポケットから両手を出して 溜息も全部吐き出して こんな日の自分もまだまだ変えれるはずだ 適当な嘘でごまかして とりあえず仕事に戻ろう 今ふと気が付けた 少しは前進出来る事  ロッカーに置き忘れていた 缶珈琲を一口飲む 思わず目を瞑る 夜中のつらい残業には ありがたいくらい冷たくて 苦味もちょうどいい
フォーカスsuzumokusuzumokusuzumokusuzumoku冷たい秋雨は知らぬ間に上がって カーテンの隙間に宿る日差し 退屈なテレビもステレオも止めたら 君とこの部屋から歩き出そう  僕らが今まで何度も繰り返し 眺め続けてきたこの景色を 季節の合図で 二人の足跡で 少しずつ少しずつ育ててゆこう 住み飽きた町だと嘆きそうな時は 両手の指でフレームを作って 一つだけの現在を残してゆこう  空き地の秋桜は出会いの恋模様 あの日の切なさが風に揺れる  忘れることなど出来ない程強く 胸の中 刻んだこの気持ちで 君を抱きしめて 自分を戒めて いつまでもいつまでも愛してゆこう 涙で道が遮られそうな時は 見上げる大空の青いフィルムに いくつもの未来を描いてゆこう  気が付けば夕暮れ オレンジのプリズム 君が優しく目を細めながら 「綺麗…」と一言呟いた瞬間 僕はその手をとり握りしめた  僕らが今まで何度も繰り返し 眺め続けてきたこの景色を 季節の合図で 二人の足跡で 少しずつ少しずつ育ててゆこう 忘れることなど出来ない程強く 胸の中 刻んだこの気持ちで 君を抱きしめて 自分を戒めて いつまでもいつまでも愛してゆこう 答えに迷い立ち止まりそうな時は お互いの素顔にフォーカスして 色褪せない日々を繋いでゆこう
放課後スリーフィンガーsuzumokusuzumokusuzumokusuzumoku曇り出した空 急ぐ足音 雨粒一つ 溜息一つ 間違えた事は誰かのせいにして 心傷付く前にギターを弾く  一人の教室 気晴らしに小さく 零したメロディーに絡めた偽り  雨降る街など気にも留めない 溢れそうな弱さを隠したくて  黒板を見ては明日を紡ぐ 近道一つ 逃げ道一つ 分からない事はうやむやにして 気になってしまう前に歌をうたう  鞄の中身は同じ物ばかり それよりも大切な物があるさと  硬い指先で散りばめる音 漂う寂しさを消し去りたくて  本当は君に聴いてもらいたい 初めて覚えたコードも鳴らそう  湿っけた五線譜に描く横顔 隠せない弱さを認めてくれ 仕方なく夢に君を探すよ 消せない寂しさを認めてくれ 誰にも聞こえない 放課後スリーフィンガー
甘いアルコールsuzumokusuzumokusuzumokusuzumoku空になった右手のグラスに 甘いアルコールを注いでくれよ いつ誰が見つけたかは分からない とてもとても眠たくなるやつさ 疲れ果てて俯いてる君も 甘いアルコールをひとつどうだい? 飲み干す程に疲れは消えて とてもとても気持ちが楽になる  むせ返る程煙たい現実も 迷う程広がる人の群れも 朝まで味わう間だけなら 全て忘れていられるはずだから  またいつもの暗がりの部屋で 甘いアルコールに酔い潰れてる 朝が来るまで飲み続けていても 二日酔いにはならない酒なのさ  消されてゆく思い出の場所も あの日なくした大切な物も 朝まで味わう間だけなら 全て見つける事さえ出来るのさ  気付けば朝焼けが綺麗で 右手のグラスもなくなっている 何もかもが意味なく流れる ラベルのない不思議な酒なのさ
モダンタイムスsuzumokusuzumokusuzumokusuzumokuテレビは今日も深夜まで馬鹿騒ぎのパレード 流行の間抜けなトークで金を稼ぎましょう 「政治の話ワカンナ~イ」アイドルがスベっても 可愛ければ拍手喝采「それじゃまた来週!」  茶の間で煎餅くらえてぼんやりニヤけるそこのアンタ 手の内見せないメディアの罠にまんまとハマっていませんか?  インターネット万々歳 デジタルな生活が 「ペーパーレス!お出掛け不要!エコです!」と叫ぶ 便利さばかり追いかけて誰か気付いてますか? 引きこもりが減らないのはイジメだけじゃない  学校サボって渋谷で彼氏とふざけるそこのアンタ 大事なものは何ですか?まさかケータイなんて言わないよな?  現代社会の深い落とし穴 情報網に絡まっていつの間にか見失ってる自分の姿  「ぶっちゃけ仕事だりぃよな」平社員のツイート 「だよねだよね」の返信にテンションを上げる 煙草を一本吸ったら辞表でも書こうかと 頑張る部長を尻目にケラケラと笑う  ストレス社会は嫌だとあれこれ言い訳してるアンタ 大顰蹙を買う前にママのお腹から出直しておいで  現代社会の半端過ぎる理想 ゲームの様な感覚でサイコロ振りながら適当に決める人生  現代社会の深い落とし穴 情報網に絡まっていつの間にか見失ってる自分の姿 現代社会の半端過ぎる理想 ゲームの様な感覚でサイコロ振りながら適当に決める人生 モダンタイムスの歯車が回る「あと5分だけ寝かせて」と そろそろ目を覚まさないと潰されちまうぜ
ホープsuzumokusuzumokusuzumokusuzumoku流し台の水垢が 不摂生な生活を 起き抜けの僕にだけ そっと警告してる 寝癖も直さないまま 手に取るマッチとホープ 煙まみれで作る珈琲 欠伸も混ぜて  「物が少ない部屋だな…」と 笑われてしまうけれど つい考え過ぎてしまう癖が 染み付いてるだけだろう  バイト先まで15分 出会いなどは無いけれど ポケットには気休めの希望 小さなホープ  ゴミ袋をあさる猫 横取りを狙うカラス これとよく似た事を 今朝のニュースで見たな コンビニの灰皿まで 火種が続いたホープ 足取りがまた少し 速くなってきたかな  「代わり映えの無い日々だぜ…」と 同僚の愚痴を聞く度 面倒な奴だと思う僕は どんな顔をしてるだろう  大金を叩いてまで ギャンブルはしないけれど 懐にはちょうどいい希望 小さなホープ  「物が少ない部屋だな…」と 試すように笑いながら 声に出してようやく気が付いた ただの怠け者だなと 「代わり映えの無い日々だぜ…」と ついでに愚痴を零せば 「何やってんだ…」と言葉が続き とうとう拳を握る  「とりあえず…」と呟いて ペンとノートを取り出す そんな僕にささやかな希望 小さなホープ
ベランダの煙草suzumokusuzumokusuzumokusuzumoku久しぶりの煙草に頭がくらくら ベランダで一人黄昏時の中 電線の隙間に絡み付いた雲が 低気圧の風を待ちくたびれている  君の気ままさに微笑んでた日々は 映画のようなセピア色の記憶 最後に告げられた「さよならバイバイ」思い出の品々と灰皿に捨てようか  細長い白い筒に 閉じ込められた煙を  空に放してやろう「さよならバイバイ」きっと君は今日もこの煙のように 身軽だからそのままバイバイ あの雲よりもっと自由になれるさ  「二度と会いたくない」「思い出したくもない」 強がりをぶつけても本音はどうだか… 後悔を吐き出して未練を吐き出して 気が早い三日月に横顔を重ねる  フィルタの隅々まで 詰め込まれた煙を  空に返してやろう「さよならバイバイ」どうせ俺は今日もこの灰のように 重たいからそのままバイバイ 地べたに張っ付いて歩いて行くのさ  わざとらしく咳き込んで ロックンロールを貧って 汗水鼻水涙混じり 誰のせいだ? 俺のせいだ!  空に向かって叫ぼう「さよならバイバイ」きっと君は今日もこの煙のように 綺麗だからそのままバイバイ あの雲よりもっと自由になれるさ そうさだから「さよならバイバイ」どうせ俺は今日もこの灰のように 汚いからそのままバイバイ 地べたに張っ付いて歩いて行くのさ
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