言葉の達人

SAKUSHIKA

 達人たちは1曲の詞を書くために、言葉を巧みに操り、その時代を象徴する言葉を探した。その言葉は多くの老若男女の心を掴んで離さず、その歌は大ヒットした。
「孤独がつらく感じるとき」、「愛することがよくわからなくなったとき」いつも、勇気と力を与えてくれた…、作詞家は言葉の魔術師である。そんなプロの「作詞家」の皆さんをゲストにお招きして、毎月、紹介していくこのコーナー。
今回は、チャゲ&飛鳥「熱風」から作詞家活動をスタートし、安全地帯「悲しみにさよなら」「じれったい」、氷室京介「KISS ME」 「VARGIN BEAT」、矢沢永吉「東京」、工藤静香「恋一夜」「抱いてくれたらいいのに」、島谷ひとみ「解放区」、MAX「RIDE ON TIME」など、数多くの作品を世に出してこられた「松井五郎」さんをゲストにお迎え致しました。

松井五郎

松井さんに伺いました。
Q:
作詞家になったきっかけは?
A:
ヤマハ主催のPOPCONというコンテスト。
Q:
プロ、初作品について
A:
「熱風」 チャゲ&飛鳥
Q:
作品を提供したいアーティスト
A:
まだ現れていない誰か。
Q:
あまり売れなかったが、私の好きなこの歌
A:
採用されなかったすべての作品。
Q:
なぜ「詩を書くことを選んだか」
A:
他にもやりたいことがたくさんあるので、書くことを選んだという意識がありません。
むしろ、書いたものを選んでいただけた。
Q:
プロの作詞家になりたい人へのアドバイスを
A:
なにかひとつ楽器を弾けるように。
歌詞を見る Dreamin'BOOWY

レコーディングで彼らと一緒にベルリンへ行けなかったことをいまでも後悔してます。

■私の好きなあのフレーズ
「灰色の風から俺たちは生まれ
ボルト&ナットのしくみで組み込まれる街で
爆弾にはなれない」

PROFILE

松井五郎(作詞家・プロデューサー)1957年12月11日生まれ。
1981年チャゲ&飛鳥2ndアルバム「熱風」で作詞家としてのキャリアをスタートさせ、以後、安全地帯、吉川晃司、HOUND DOG、氷室京介、BOOWY、矢沢永吉等、ニューミュージック、ロック系のアーティストを中心に、他にも工藤静香、田原俊彦、中山美穂、MAX、V6、etc…その多岐に渡る活動で世に発表した作品は現在までに2000曲を超える。近年では、奥村愛子、ORIGINAL LOVE、柴咲コウ、鈴木雅之、Tackey&Tsubasa、平原綾香、Baby Boo、Park Yong Ha、光永亮太等の作品を手掛ける。一方、詩、小説も執筆。「Friend」、「ガラスの瓶で海へ」、「ここは夜のどこか」等がる。

■パーソナルサイト

[CDリリース情報] SINGLE

奥村愛子
「冬の光」

2005.1.26 ON SALE
東芝EMI /TOCT-5000

玉置浩二
「愛されたいだけさ」

2005.1. 13 ON SALE
ソニーレコード / SRCL-5857

September
「美しき日々〜約束〜」

(M-2:君に逢える日 M-3:冬のソナタ〜最初から今まで〜)
2004.12.22 ON SALE
FL-フォーライフ / FLCL-4046

CHAGE&ASKA
「僕はMusic」

(M-3:熱風 収録)
2004.12.8 ON SALE
ユニバーサルJ/UMCK-5126

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