春よSION | SION | SION | SION | KAZUHIKO FUJII | 春を 谷間でじっと黙って耐えるお前に 春を 俺と違って黙って耐えてるお前に 風が吹けば俺は吹かれ 風が吹けば俺は流されていく 風が吹けどお前は動じず 風が吹けど 風は吹けど 時は 誰も待たず誰も待たせず行くだけ 時は 良いも悪いも我関せず行くだけ 味方にすれば追い風に乗り 味方にすれば今を掴める 味方にできず乗ることもできず 置いていかれて また置いていかれて 春うらら遠くここは別世界なのか 曙さえピンポイントで幕を上げないつもりか 春よ 遠い春よ 眩しい春よ聞いてくれ 春よ 俺たちだって何もやってこなかったわけじゃないんだ 空は 遙か上から晴れて曇って降らせてくれるが お前は 水玉の寝顔で癒やしと笑いと力をくれる 風が吹けば俺は吹かれ 風が吹けば俺は流されていく 風が吹けど俺は流れど 風は吹けど 俺は流れず 春うらら遠くここは別世界なのか 曙さえピンポイントで幕を上げないつもりか 春よ 遠い春よ 眩しい春よ聞いてくれ 春よ 俺たちだって何もやってこなかったわけじゃないんだ |
洒落た日々から遠く離れてSION | SION | SION | SION | SAKANA HOSOMI | 見覚えある痛み 見覚えある苦み これもいつかのバチか 終わるまで終わらないんだろ 言うこと聞かない身体 言うこと聞かない心 このままダメになるような 弱い夜があるのさ Sya-rarara 洒落た日々から遠く離れて 理不尽なニュース 煮えくり返る俺がいる 下世話なゴシップ鼻で笑う 下世話な俺がいる そして言うこと聞かない身体 まるで言うこと聞かない心 このままダメになりそうな 弱い夜があるのさ Sya-rarara 洒落た日々から遠く離れて 塞ぎ込む毎日 引き摺るのは足だけじゃない かすかな明かりに手を伸ばす それが光だと信じて それでも後はバラ色 きっとバラ色 最後まで見捨てはしないさ 俺には俺がいる Sya-rarara 洒落た日々から遠く離れて 努力より多い 結果を欲しがる もう一回頭からやり直し ミスター振り出し君 それでも後はバラ色 きっとバラ色 最後まで見捨てはしないぜ 俺には俺がいる Sya-rarara 洒落た日々から遠く離れて Sya-rarara 洒落た日々から遠く離れて |
起きろSION | SION | SION | SION | KAZUHIKO FUJII | 浅い眠り 窓を叩く風は言う ほら 寝てる場合じゃないぜ 起きろ 揺れる光 まぶたの中ゆらゆらと 寝てる場合じゃないぜ 起きろ なあ さっきまで出来たことが 昨日まで出来たことが 頭で分かっていても 体が忘れちまって 空を切る どうしたっていうんだ なあどうしたっていうんだ これまでも何度も何度も 超えてきただろ ちいさな寝息 俺の大切を 守りたいのなら 起きろ ほら 無垢な寝息 俺の宝を 守りたいのなら 起きろ なあ 出来なくてもまだやる 出来るまでまだやると 頭体を超える 心を持ってたはずだ 鉄の心を なあどうしたよ こんなもんかよ こいつへの想いは こんなもんかよ 守っていくんだろ 起きろ なあ 起きてくれよ 負けたくないんだろ 起きろ 立って見せろ どうしたよ こんなもんかよ 出来なくてもやるんだろ 出来るまでやるんだろ |
大好きでSION | SION | SION | SION | SAKANA HOSOMI | その日 彼は浮き足立っていた 可愛い彼女にやっと会えるから だけど押さえて落ちついて 普通にふるまうのさ 久しぶりと静かに だめだ 顔を見たらもう うれしくて 大好きで とてもクールにはふるまえないのさ 舞い上がった心の音が聞こえるくらいに 子供じゃあるまいに 嬉し恥ずかし こんなにドキドキしてる 元気だったか 静かに言いたいが 無理だ ふたりでいたらもう うれしくて 大好きで 子供じゃあるまいに 嬉し恥ずかし こんなにドキドキしてる 元気だったか クールに言いたいが だめだ 顔を見たらもう うれしくて 大好きで こんなにも 大好きで |
ひとり綱引きSION | SION | SION | SION | SAKANA HOSOMI | 事実に弾みも混ざり 事実にアルコールも混ざり 広げたり縮めたり 嘘を足し嘘を引き 忙しいひとり綱引き 事実に希望も混ざり 事実に欲望も混ざり 祈ったり罵ったり 夢を足し夢を引き 忙しいひとり綱引き いつかの自信はグラッグラッグラッグラ 絶対の自信は座り込んじまって いじましく愚かしい 終わらないひとり綱引き 夢を足し夢を引き 忙しいひとり綱引き 事実に憧れも混ざり 事実に現実も混ざり 跳び上がったり 落ちたり 愛を足し愛を引き 忙しいひとり綱引き いつかの自信はグラッグラッグラッグラ 絶対の自信は途方に暮れている いじましく愚かしい 忙しいひとり綱引き それでも労わしく愛おしい 終わらないひとり綱引き |
デジャビュのあやとりSION | SION | SION | SION | SAKANA HOSOMI | 生きてるうちが 動けるうちが 笑えるうちが花さ 泣けるうちさえ花さ 窓の外は晴れ 青く眩しい 隣の芝はまさに 光溢れて 折り返してどのくらいになる 俺は何処で眠るのか 初めての目慣れた空で デジャビュがひとり あやとりをしている 生きてるうちが 動けるうちが 笑えるうちが花さ 泣けるうちさえ花さ 窓の外は雨 黄色い傘 くるくる回しながら行く 赤いランドセル 折り返してどのくらいになる 俺はまだ愛せるのか 初めての目慣れた海で デジャビュがひとり あやとりをしている 生きてるうちが 動けるうちが 笑えるうちが花さ 泣けるうちさえ花さ 恋しいうちが 愛しいうちが 愛せるうちが花さ 泣けるうちさえ花さ まぶたを閉じれば晴れ 白く眩しい 手を伸ばせば触れそうな 光溢れて |
これ以上どうしろっていうんだSION | SION | SION | SION | KAZUHIKO FUJII | 染みひとつない澄み渡る空 晴れない気持ちは内ポケットの中 これ以上どうしろっていうんだ 切りのない日々を きりきり舞いが行く行く 不機嫌を詰め込んだ鉄の箱に乗り 目をとじて乗り 息を止めて乗り これ以上どうしろっていうんだ 切りのない日々を 泣き笑いが行く行く トンネルを抜ければまたすぐにトンネル 角を曲がればまた嫌という程見た景色 これ以上どうしろっていうんだ 切りのない日々を 虚しい空足が行く行く だがこれが普通 これが普通 きっと普通 普通ってなんだ これ以上どうしろっていうんだ これ以上どうしろっていうんだ 世の中が皆が皆 サザエさん一家じゃないないない これ以上どうしろっていうんだ 切りのない日々を 泣き笑いが行く行く行く |
追っつかないSION | SION | SION | SION | SAKANA HOSOMI | 駆け足どころかインディ並みのスピードで 春夏秋冬春夏秋冬すっ飛んで行く 心も体も息も絶え絶え ちょっと待てよ話はまだ始めてもいない ちょっと待てよ置いてくなよ急ぐからよ 周回遅れの悲しきドライブ 追っつかない とても追っつかない 心も体も息は絶え絶え つのる想いはつのったままで賞味期限切れ 大事なことはこの通りはい言えずじまい 俺の心は小学生か 目標立てどもその通りいった試しがないから 瞬発力にかけるがその瞬発力どこいった 俺の体はもはやご老体か 追っつかない とても追っつかない 周回遅れの悲しきドライブ 駆け足どころかインディ並みのスピードで 春夏秋冬春夏秋冬すっ飛んで行く 人の気も知らないで 追っつかない とても追っつかない 心も体も息も絶え絶え 追っつかない とても追っつかない 周回遅れの悲しきドライブ 周回遅れの悲しきレーサー |
Hello~大切な記憶~SION | SION | SION | SION | KAZUHIKO FUJII | 日の暮れた小さな川の 静寂を舞う螢 命ある無数の光の川 Hello 大切な記憶 母屋の離れじいちゃんの部屋で 一緒に寝るのが好きだった 骨張った両足で俺の足を暖めてくれた Hello 大切な記憶 いつでも羽が生えたように 羽が生えたように そこに飛んでいける 今でもあの川の傍に あの部屋の中に 俺は行けるのさ 縁台でじいちゃんとふたり 夕焼けを眺めた 竹で作ってくれた水鉄砲で 俺はでっかい夕日を撃った いつでも羽が生えたように 羽が生えたように そこに飛んでいける 今すぐあの夕焼けの下に 縁台の上に 飛んでいけるのさ 梅雨入りした東京は雨 重たい空の朝 さあ今日も頑張るかほんとはイヤだけど Hello 朝だぜ |
今さらヒーローになれやしないがSION | SION | SION | SION | KAZUHIKO FUJII | 今さらヒーローにゃなれやしないが お前が傍にいたいと思う奴でいたいのさ ところで乱視で大好きな月が3つも見える ラッキー まぬけな前向きで笑い飛ばしていきたいのさ 悲しみとやらは凍らせて 指ではじいて消してやるさ 怒りに出会うのに1ミリの努力もいらない 似て非なるルールが人の数だけ飛んでるから ところで冬の日線路端に青い朝顔がいた それだけでかなり嬉しいバカでいきたいのさ 疲れてるのは生きてる証 疲れたって言わないのは生きていく意地さ 疲れてるのは生きてる証 疲れたって言わないのは生きていく意地さ 今さらヒーローにゃなれやしないが お前が傍にいたいと思う奴でいたいのさ お前が傍にいたいと思う男でいたいのさ |