悲しみに挨拶をチューリップ | チューリップ | 財津和夫 | 財津和夫 | TULIP | ぼくの家の空にいつも ポツンと浮かぶ千切れ雲 あれはぼくの心をちぎって 空へ置いてきたのです だからどこかぼくに 似ているでしょう 一人ぼっちが とても淋しくて 二人が暮らした はずだったのに 淋しさばかりが くるくると 空へ舞い上がる 歩くあなたの肩をたたく 傘から落ちた雨のしずく あれはぼくの悲しみ溶かし 空へ置いてきたのです だからどこか涙に 似ているでしょう 一人ぼっちが とても淋しくて 二人が暮らした はずだったのに 淋しさばかりが くるくると 空へ舞い上がる ぼくの夜空にいつも しずかに光る星ひとつ あれはぼくの夢を捨てて 空へ置いてきたのです だからどこか夜は 悲しいのです 一人ぼっちが とても淋しくて 二人が暮らした はずだったのに 淋しさばかりが くるくると 空へ舞い上がる |
I Love Youチューリップ | チューリップ | 財津和夫 | 財津和夫 | TULIP | I love you むずかしい言葉はいらない ただ君の顔をみつめていたいのさ I love you いつまでもこのままそっと ただ君の髪に触っていたいのさ ぼくの心の扉が コンコンコンと叩かれて 返事するひまもなく 君が入ってきたのさ I love you 恋をする心はいつも ぼくを正直にする そして幼くする ぼくの心のなかで 何かがふくらむから 君にみせたいけれど 取り戻せないもどかしさ I love you むずかしい言葉はいらない ただ君を抱いて眠りたいだけさ 眠りたいだけさ 眠りたいだけさ |
ムトウスチューリップ | チューリップ | 財津和夫 | 財津和夫 | TULIP | 冬は白く 雪のように 夏は名残り雪の 山肌のように 褐色に 褐色に衣替えする おまえは雷鳥 不思議の鳥 氷河時代を 生き抜いてきた 神秘の 神秘のその翼で 遠い過去を 運んできた おまえは雷鳥 不思議の鳥 ムトウス 奇跡の鳥 おまえはぼくたちに ムトウス 奇跡の鳥 何を伝えるのか ムトウス mm... mm... ムトウス mm... mm... 天にも近い 山の高さに くる日もくる日も 沈黙をまもり いつも下界を みつめている おまえは雷鳥 不思議の鳥 ムトウス 奇跡の鳥 おまえはぼくたちに ムトウス 奇跡の鳥 何を伝えるのか ムトウス mm... mm... ムトウス mm... mm... |
哀別の日チューリップ | チューリップ | 財津和夫 | 姫野達也 | TULIP | うつむき歩けば黄昏 街はritardando この悲しさは 君のせいじゃない 一人の部屋の片隅 僕はdiminuendo この悲しさは 君のせいじゃない 自分の心が 今日も地面を這っている どうしたら僕は 一人で生きてゆけるのか 溜息だけ残して 君は去った 眩しい今でも君が 去ったはずだけど 手の平かざし 光を閉ざそう 自分の心が 今日も地面を這っている どうしたら僕は 一人で生きてゆけるのか 溜息だけ残して 君は去った |
神様に感謝をしなければチューリップ | チューリップ | 安部俊幸 | 姫野達也 | TULIP | 胸の高鳴り おさえて 君に逢いに いった日は 冷たい音で 窓うつ雨も 愛のうた 唄っていたけれど さわやかな あの口づけを いまは誰と 交わすのか 僕を焦がした 燃える瞳は いまはだれ見つめて 揺れるのか 君に貰った レコードも みんな返して しまったよ だけど 君が残していった 思い出は誰にも 返せない あの日とおなじ 雨が降る 今日は心に 降りかかる 忘れることを つくってくれた 神様に感謝をしなければ 忘れることを つくってくれた 神様に感謝をしなければ |
愛の窓辺チューリップ | チューリップ | 財津和夫 | 財津和夫 | 青木望・TULIP | 昨日まであなたの心に 一つの窓があった いつも優しく ぼくをみつめてくれた 激しい雨の日も 強い風の日にも いつも窓辺で 二人は助け合った もう二度とないだろう あなたの名前を呼ぶことも でも空が優しいとき あなたを思い泣いてしまう 昨日まであなたの心の 一つの灯台が いつも優しく ぼくを照らしてくれた 暗い海の上 進路を失くしていた ぼくに光を 投げてくれたあなただった もう二度とないだろう あなたの名前を呼ぶことも でも空が優しいとき あなたを思い泣いてしまう あなたからぼくの心に 一つの橋があった 愛の河を渡った二人なのに もう二度とないだろう あなたの名前を呼ぶことも でも空が優しいとき あなたを思い泣いてしまう |
刹那居季節チューリップ | チューリップ | 財津和夫 | 姫野達也 | TULIP | 刹那居風 吹いてくれば 無口なぼくが居る 君を知って 始まったよ このせつない季節 君を 君を 嫌いになりたい なりたい どうか どうか もう苦しませないで 刹那居朝 やってくれば 溜息おとすぼく 君を知って 始まったよ このせつない季節 君を 君を 嫌いになりたい なりたい どうか どうか もう苦しませないで 君を 君を 嫌いになりたい なりたい どうか どうか もう苦しませないで 刹那居道 歩いてゆく 枯葉に眼が止まる 君を知って 始まったよ このせつない季節 どこか どこか ぼくに逃げ場所ください いつも君に つかまる 眼かくし鬼 |
雨が降るチューリップ | チューリップ | 財津和夫 | 財津和夫 | TULIP | 白いシーツの上に 残された 黒いヘア・ピン ひとつ あなたの香りがした ビデオ・テープを巻き戻すように 過ぎ去った時は取り戻せない 雨、雨、雨が降る 雨、雨、雨が降る 白い便箋の上に 残された 黒い文字が 四つ さよならだけの手紙 初めて出逢ったときの雨は あなたの唇を濡らしてた 雨、雨、雨が降る 雨、雨、雨が降る |
あなたのなかへチューリップ | チューリップ | 財津和夫 | 財津和夫 | TULIP | あなたのなかへ 連れていって あなたの胸の上で ぼくは揺りかごのなか 眼を閉じ 耳を澄ましたら 聞こえる 子守唄 あなたの掌の汗が キラキラと ぼくの掌で 輝いてる あなたのなかへ 連れていって あなたの唇で ぼくは深い海のなか ただ ただ流されて 砂によこたわる あなたのなかへ 連れていって このまま死んでしまいそう あなたといれば あなたといれば |
居留守番電話チューリップ | チューリップ | 財津和夫 | 吉田彰 | TULIP | くりかえして くりかえして 呼んでみても 出てはくれない 電話のむこうの あの娘 わるかったよ わるかったよ この僕が ベルが鳴る鳴る 居留守番電話 恋が病気になってゆくまで 人は気付かない 恋のおもさを 手遅れなんかになりたくない 早く薬を ふざけて(I wanna have a connection) いつも胡麻化していた(I wanna have a connection) 僕を許して それが 恋の特効薬 機嫌直し ぼくといつものように 話しておくれよ 居留守番電話 恋が病気になってゆくまで 人は気付かない 恋のおもさを 手遅れなんかになりたくない 早く薬を ふざけて(I wanna have a connection) いつも胡麻化していた(I wanna have a connection) 僕を許して それが 恋の特効薬 一言だけ あの娘の 声ききたい ベルが鳴る鳴る 居留守番電話 |
Someday Somewhereチューリップ | チューリップ | 財津和夫 | 財津和夫 | | 誰かにきいたよ 別れてしまったと せっかくの クリスマスなのに 僕の家へおいでよ 幼なじみの話をしよう 知っているかい 大事なことは 愛を失なうたびに 君はもっと美しく 美しくなってゆく Someday Somewhere Someplace いつかどこかにきっと 誰かが君を待っている いまはただ じっと 窓を閉めて待つだけ 愛が君を連れて 旅立つまで いつからだろうね サンタクロースが この世に居ないことを 知ったのは 誰にも聞かずに 僕等は知ったじゃない Someday Somewhere Someplace いつかどこかにきっと 誰かが君を待っている いまはただ じっと 窓を閉めて待つだけ 愛が君を連れて 旅立つまで キャンドルライトが 揺れるたびに 僕の心が激しく揺れて 抱きしめたいけど いまはただ メリー・クリスマス Someday Somewhere いつか どこかに きっと Someday Somewhere |