「シンガーソング・エンターテイナー」

 3月19日に2014年第一弾シングル「卒業サヨナラ。」をリリースし、メジャー移籍以降も飛ぶ鳥を落とす勢いの"ハジ→"が、インディーズ時代の軌跡をまとめたアルバム「めっちゃ☆ハジバム。+1」をリリース!

 インディーズ時代の名曲「おまえに。」「指輪と合鍵。feat. Ai from RSP」「証。」「春色。」「ずっと。」などの名曲と、ハジ→がフィーチャリング参加したSA.RI.NA「赤い糸。feat.ハジ→」を収録!ハジ→の世界を一気に味わえる超豪華版!

 歌ネットでは、そんな話題の作品を、いち早くお届けします!

おまえに。 作詞・作曲:ハジ→
お前に出逢えたことで 俺は変われた気がするんだ
all day, all night, all my lifeをかけて
応援する your life 行く日も来る日も
あの夕日の向こうを見る勇気をくれたお前に
この歌は俺からの気持ち どうか受けとってくれや
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INTERVIEW
「誰にもなりたくない…」

アルバム聴かせていただきました。改めてインディーズ時代から人気があったことに納得しました。そもそも、ハジ→さんは、どういう音楽を聴いて育ったのですか?

ハジ→:雑食なので色々聴いていたんですけど、一番影響を受けたのは、J-POPです。あとはヒップホップやレゲエ、R&Bなどラップ調の楽曲とか、クラブサウンドも聴いていました。

音楽を始めたのは、いつ頃なのですか?

ハジ→:実をいうと、高校時代にコピーバンドを組んでいて、GLAYさんやLUNA SEAさんなどのヴィジュアル系のバンドが僕のキャリアのスタートなんです(笑)。その時ですかね。歌うことがしっくり来て、「音楽でプロになれたらいいな」っていう漠然とした思いを抱くようになったのは。

今からは想像がつかないですね(笑)。では、プロを目指す上でどういったアーティスト像を思い描いていたのですか?

ハジ→:生意気にも昔から「誰にもなりたくない」っていう考えがあって、人の真似をするのが好きじゃなかったんです。だから、「あの人みたいな服を着よう」とか「あのアーティストみたいな音楽をやろう」っていう意識はなくて、「このメロディーだとあの曲と似ちゃうから、僕はこうしよう」っていう考えでやってきたことが、今のハジ→ワールドに繋がっているんだと思いますね。

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インディーズでは、約2年間活動されていましたが、振り返ってみてどんな時代でしたか?

ハジ→:インディーズ時代は、まさに学びの期間でしたね。当時は、「プリプロって何?」「レコーディングって何?」「TDチェックって何?」みたいな感じで、本当にゼロからのスタートだったんです。それを繰り返すなかで、3枚目のアルバムをリリースできた時に、やっと音楽家として一人前になれた気がしたんです。そして、活躍の場をメジャーに移して、フルアルバムのリリースに繋がったんです。

ハジ→さんは仙台出身ですが、東日本大震災がありましたね。音楽に対する変化があったかと思いますが。

ハジ→:震災をきっかけに、「命」というものと向き合いました。それでできた曲が「たからもの。feat. SA.RI.NA」という曲なんです。

そしてデビュー以降、素顔を明かさなかったハジ→さんが。「ずっと。」のPVでついに素顔を明かしましたね。

ハジ→:もともと、普通の人間でいたい、普通の生活をしながらミュージシャンという活動を長く続けていきたい、という思いがあって。それが壊れてしまう怖さがあったから、表に出ることをずっと控えていたんです。でも、顔を出さないことに縛られたことで表現しきれないものになってしまう可能性もあって。映像も僕の中では作品なので、「僕の想いが100%観て下さった人に伝わるものを作りたい」っていう気持ちが強くなってきた。それがちょうど「ずっと。」のタイミングで。この曲に関しては顔を出すことでさらに説得力が加わる気がしたので、顔を出すことにしたんです。

「『。』は、日本の文化…」

先日「卒業サヨナラ。」をリリースされましたが、このタイミングでインディーズ時代の作品をまとめたアルバムをリリースすることになったきっかけは?

ハジ→:インディーズ時代のレコード会社からの提案がきっかけだったんですけど、卒業ソングをリリースしたあとに、過去のものを振り返る作品が出せる。それが、新たな旅立ちというか、とても意味があるものになると思ったんです。

収録されている楽曲で、転機となった曲や大切な曲はありますか?

ハジ→:僕の原点というか、初めて人に「いいね」って言われた曲が「おまえに。」で、それまでは自己主張を押しつけるだけの音楽だったのが、「聴いてくれた人の人生に寄り添うことができた時にこそ嬉しいんだ」って気付けたんですよね。それは「ずっと。」も同じで、その2曲は転機になった曲ですね。

2曲とも歌ネットでも人気ある曲ですね。

ハジ→:あと、「証。」は、歌詞付きの動画が口コミで広がって、YouTubeで700万回も再生されて、おそらく自分の曲のなかでは一番聴いていただいている曲だと思います。最後に収録されている「人生は素晴らしい物語。」は、初めてアルバムをリリースする時、締め切りに間に合わなくて発売が延期になるっていうタイミングでできた曲なんです(笑)。だから、この曲は自分自身にも歌っている曲なんですよね。

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「ずっと。」は、男らしいプロポーズソングですが、ハジ→さん自身は、自分から告白するタイプなのですか?

ハジ→:「ずっと。」を書いていた頃は、曲ほどは自分に自信がなかったと思います。でも、想いは伝えないと意味がないと思っているので、伝えるまでのタイミングは計っちゃうんですけど(笑)、好きな人にはちゃんと伝えたいですね。

ハジ→さんは、曲によっては「俺」と「僕」とを使い分けていますよね?

ハジ→:さすが、よく見てますね(笑)。僕の中での理論があって、「僕」で活きる曲と「俺」で活きる曲、「あなた」「君」「お前」…全部考えて選んでいるんです。それを選び間違えるとメッセージが半減してしまう。「僕についてこい!」だとやっぱり違いますよね(笑)。

確かに(笑)。では、タイトルに必ず「。」を付けている理由は?

ハジ→:さきほど言った「誰にもなりたくない」っていう自己主張のひとつです(笑)。「。」は、日本の文化だと思っていて、海外の方が見て「Hey You! What's this?」って訊かれた時に、「Japanese Culture!」って言って、日本の文化を音楽と一緒に伝えていける人間になりたいという夢も込められているんです。あと、相田みつおさんが押す印のハジ→版みたいな意味合いもあります(笑)。

特にどんな人に聴いてもらいたいですか?

ハジ→:「ハジ→の過去の曲知りたいけど、どれ買ったらいいのかな?」って思っている人に、「人となりを含め、ハジ→のことがこの一枚で分かりますよ」っていう作品になっているし、ハジ→プロの方でも、曲の並び順や曲と曲との時間にもこだわって作ったので、ぜひCDを買って聴いていただきたいですね。

「インプットがないとアウトプットできない…」

曲作りは、どのような感じで行っているのですか?

ハジ→:今でこそ楽器を弾けるようになってきたんですけど、ここに収録されている曲は全部、楽器が弾けない時に作ったので、鼻歌でメロディーを作って、それに言葉を乗せていくパターンです。コード進行は4コードをループして歌えちゃうような曲ばかりなので、それをアレンジャーさんに持っていって、イメージを合わせながらゴールを目指すという流れです。

歌詞を書く時に大切にしていることは何ですか?

ハジ→:「客観視する」ことですね。歌われる側になって最後まで悩みきって、一語一句までこだわって書き切る。だから、納得できてないものは絶対に世に出さないし、すべての楽曲に愛を込めています。あと、難しい言葉や分かりづらい英語は使わない。歌詞を見ながら聴くんじゃなくて、流れているのを聴いていてもストーリーが分かるもの。僕のファンには小さいお子さんも多いんですけど、おそらく彼らなりに歌詞を理解しているんだと思うんですよね。

普段は、どのような感じで歌詞を書かれているのですか?

ハジ→:常に創作の脳は働いていて、気持ちが高まったり感動したりした瞬間に言葉が浮かんでくることもあれば、僕は本をよく読むので、読み切った後にそこから得たものが、バッと溢れることが多いです。以前は、言葉が降りてこない時は無理やり絞り出そうとしていたんですけど、「インプットがないとアウトプットできない」ことに気付いてからは、色んな芸術やクリエイティブなものを目にして感じるようにしています。

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歌詞で魅力を感じるアーティストは?

ハジ→:サカナクションさんには魅かれますね。直接的じゃない歌詞で、僕とスタイルが逆だからこそ、歌詞の意味を考えさせられるんですよね。あと、桑田佳祐さんも好きですね。海外アーティストはメロディーにあてる言葉の語感が日本の方より優れていると思うので、テイラー・スウィフトさんは好きです。

歌詞を書くことは、ハジ→さんにとってどのようなものですか?

ハジ→:嘘をつかないんですよ、僕は絶対に。だから、僕が書く歌詞は、僕自身です。

では、アーティストとしての夢や目標はありますか?

ハジ→:僕は、誰かのためになりたくて歌を歌っているので、僕の曲が一人でも多くの人の笑顔と勇気と力になれたらいいなと思ってこれまでやってきました。夢は、自分のプロジェクトのスタッフや仲間と一緒にドームツアーを実現することで、できると信じているので、それに向かって一緒に頑張っていきたいと思っています。

それでは、最後に「歌ネット」を見ている人にメッセージをください。

ハジ→:一曲一曲まったく違ったメッセージを歌っているので、歌詞を見るだけでもいいし、楽曲とともに見ていただいても嬉しいので、僕からの愛を受け取っていただければと思います。