桜並木

季節はまもなく冬になる またあっという間に春が来る
僕は何より春が大好きで あなたも春が好きだった

「夏は嫌いなんだ」と言いながら 冬には夏が恋しくなるように
君がいなくなって早数ヶ月 今更君が恋しくなる

僕がまた誰かに恋をして 再び胸を痛めても
桜の季節が来る度に 君と比べちゃったりするんだろう

桜の花弁が頬を撫で また同じ涙を誘ったとしても
僕の声は川のせせらぎと ウグイスのさえずりが隠すだろう

髪を切りすぎた僕を見て 大笑いしてた君もまだ
桜の季節が来る度に 僕を思い出したりするのかな?

僕がまた誰かに恋をして あの桜並木を歩いたら
君との綺麗な思い出も 不思議と忘れちゃったりするんだろう

不思議と忘れちゃったらいいのにな…
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