ブラックペッパームーン

短編小説のような過去と サヨナラのドライヴに行こう
車は走るよ夜から 朝に抜け出して
どうしてこうなっちゃったのかなって 聞こえないふりしてもいいよ
思いつめた横顔も 今日で最後かな?

光と光がぶつかりあってどれだけの「あなたと僕」の
叩けばほこりの出るドラマティックス フロントガラスのヒロイン

現れたって迷ったりしないよ いやぁねブラックペッパームーン
綺麗だなんて揺れたりしないよ そうなのブラックペッパームーン

短編小説のようなあたし 長すぎた春もわかるの
無言でいいよ 色々あった
ふたりだもん
もうこれからどうするのって 言葉に出せば楽なのよ
「オレの気持ちもちょっと考えてくれよ」

思い出語りに瞳の奥 はじめてのあなたの素顔
正しい恋愛なんてないものよ その地図の向こうに

エンドロール見えてあなたと居たって おんなじブラックペッパームーン
取り繕って 変わったりしないよ そうよねブラックペッパームーン

ああ、月夜の魔法にかかったの
ああ、もう一度“ふたり”になりましょう

どうしてかしらはじまりみたいね それってブラックペッパームーン
つかの間のストーリー意味なんてなかったの そうよねブラックペッパームーン
ドキッとしたって ピリっときたって おんなじブラックペッパームーン
離れるなんて意味なんてなかったの だってねブラックペッパームーン
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