男同志

おれが死んだら おまえが拾え
誰も拾わぬ この骨を
秋の風吹く 若松港
男同志が 飲み分ける
心ひとつの 契り酒

馬鹿がいるから 利口が浮かぶ
そうじゃないかい 義兄弟
海は玄海 男は花火
とるに足りない 命でも
散れば五になる 八になる

行くと決めたら あとへは引けぬ
腕をまくって 前に出る
おれもおまえも 火の国育ち
惚れた女を 泣かせても
すじは通すぜ 男道
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