慰みの空

新たな場所へ翼を広げて
旅をする渡り鳥達よ
希望に満ちたその姿は
眩しい程鮮やかに映る

不意に一羽の鳥が
群れを見失い逸れ
途方に暮れた末路に
選ぶ道

目指す先には辿り着けないと
悟り翼を静かに閉じた

飛ぶ事をやめたその鳥は
せめてもと高い木の上に
巣を作り空を眺めては
幸せについて考えていた

この生き方は決して
間違いでは無かったと
言い聞かせ続け
冷たくなって行く

夢追い人よ 何処まで
生き急ぎ続けるのか
犠牲にしてきたものも
分からぬままに

残された巣の中で雛鳥は
空を見上げて翼を広げた

夢追い人よ 何処まで
生き急ぎ続けるのか
犠牲にしてきたものも
分からぬままにして

今は只、眠らせて