魔法のじゅうたん

君のこと沢山 知ってるつもりだったな
だけど こんなにも分からなくなるなんて
素敵な時間も ありふれた朝も
今日は青空だけどさみしいなんて

僕のこと沢山 話せば話すほど
なぜか こんなにも分からなくなるなんて

強い向かい風が頬をかすめる 君のにおいを感じればいい

僕らはこんなにも沢山の 夢見がちだった風景を変える

これからのことだろう

目に見えるものすべてが 耳に余るものすべてが遠くなっても 離れないで

出会ったことが全てだったんだ

泣かないでピーナッツ クリームになったピーナッツ
パンと バターナイフで塗って食べよう

それゆけピアノ 青空に乗って
季節外れの冷たい風が吹いても

髪を下ろしても 笑顔が揺れてる

僕はここで待っているからさ

東からの風は絨毯のように 生まれた街へ飛んでった
それでもまだ 飛び足りなかったようだった
そして僕は君を絨毯で まだ見ぬ世界へと連れてゆく
遠くなっても近くにいるようなんだ

心はひとつになったんだ パンとピーナツクリーム頬張って
どこへ行けども思い出せるならば

愛し合うことの寂しさと 思いやることのぬくもりを
ここに置いておけばいいんだ
夢見たように飛んでゆけるから
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