14時間遅れの誕生日

着陸告げるパーサーの声
乗客は誰も時計を見る
14時間の昨日が戻る
この国ではまだ
私は29

大きく息を止め
街を見上げたの
High Wayが吸い込まれてく
摩天楼へと

妙な気分になる
Cab Driverの
読みかけの新聞は
昨日の日付のまま

別に気にしてない ホント
誕生日なんて
恐くはないのよ wow

ただ想い出を飾りたいだけ
楽しいトリックの花束添え
一人生きてく孤独も含め
私は今日まで
悔やんでないわ
Happy Birthday

ミラー覗きながら
人のいいDriver
強烈な南部訛りで
話かけるの

何しに来たのかと
うるさく訊くから
タイムマシンに乗るためと
ジョークではぐらかした

何も変わらないわ そうよ
要は生き方ね
年は関係ない wow

ただ想い出を飾りたいだけ
どっちにしたって区切りだから
最後の恋をすませたなんて
思ってないもの
これからだから
Happy Birthday

別に気にしてない ホント
誕生日なんて
恐くはないのよ wow
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