別れたけれど

あなたの背広の ちぎれたボタン
時々 くちびる 押しあてて
男は誰でも 淋しがり屋ねと
ひとりつぶやく 淡い黄昏よ

心で 死ぬほど 憎んでも
死ぬほど 憎んでも
馬鹿ね…馬鹿ね…
身体が許してる…
戻って来てよ あなたの女です
別れたけど あなたの女です

扉のあかりを 灯したままで
うたた寝しながら 待ちました
あんなに つれない ろくでなしのこと
今も この指 好きと恋しがる

いくつも 季節は 過ぎたのに
季節は 過ぎたのに
駄目ね…駄目ね…さよならできないわ
どうしているの あなたに逢いたくて
別れたけれど あなたに逢いたくて

心で 死ぬほど 憎んでも
死ぬほど 憎んでも
馬鹿ね…馬鹿ね…
身体が許してる…
戻って来てよ あなたの女です
別れたけど あなたの女です
×