接吻 −くちづけ−

悪戯に吸う 貴方が忘れた
悲しいシガレット
いけない女とわかっていても
貴方の唇 恋しくなって
赤き紅の色 一途でも
決して届かぬ 愛なのに

貴方に許す 接吻は
死んでもいいのと同じです
生きてた中で ただひとり
めぐり逢えたから

光子の匂い
貴方の着物に 残っていたならば
可愛い女になれないままで
貴方の背中を 追いかけたくて
長き黒髪 ほどいても
決して結べぬ 愛なのに

貴方に許す 接吻は
死んでもいいのと同じです
この世の中で ただひとり
めぐり逢えたから

貴方に許す 接吻は
死んでもいいのと同じです
生きてた中で ただひとり
めぐり逢えたから
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