room

しぼんでく風船みたい
しわくちゃになってく日々
外は雨だわ

お互いの胸に宿った
疑問符が部屋中舞う
時は静かに過ぎてくだけ

明日また雨が降れば
窓打つ音がふたりの隙間埋めるでしょう
冷たく響く声もかき消されてく
“今、なんて言ったの?”

味気ない最後のキスは
なぜかしら 涙誘う
答えはもう揺るがないはず

明日また雨が降れば
窓打つ音がふたりのジャマをするから
足りない言葉たちは伝えないまま
別の未来へゆきましょう

雨音の中に… 閉じ込めた想い…
今でも心に… 滲んでは消える…

そしてまた雨が降れば
窓打つ音にあなたを思い出すでしょう
消えない言葉たちはあの日のまま
せつない影を落としてる
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