月に吠える

月に吠えるロクデナシ 迎えに行くよ
車に乗り込んで東谷橋渡れば 遠くの空 浮かんでた
切なくて 哀しみは昨日からもやって来るのでしょうか

僕は気付かぬうちに この部屋の王様になっていたみたいさ
ただ自分が被害者ぶって傷つきたくなかっただけだろう
優しさで伸びしろ作って やらしさが乗り切ろうとしてる
真実のことを言えない僕の歌がまた街で聴こえてきた
遠い昨日の方から
値札を付けた豪華なものにしか憧れない安いタマシイを連れてきた
どうか笑ってくれよ
頷かれたりしちゃったら僕はもう君にあわせる顔がないから
薄暗い街に 朝が訪れる前に もう一度 探しに行こう なくしかけたものを

月に吠えるロクデナシ 迎えに行くよ
車に乗り込んで東谷橋渡れば 遠くの空 浮かんでた
切なくて 哀しみは昨日からもやって来るのでしょうか

飲み終えた缶コーヒー 煙草を投げ込む音が聞こえたぜ
商品になっちまった脳みそでもまだ分かることは一つぐらいあんだぜ
自分に酔ってるだけの猿が街にはウヨウヨしていたろ
嫌気がさして出て行ったお前はやっぱ一番正しいよ
思い出の中に今 目を覚ました泣き虫
懐中電灯で照らせば 揺れる光りの先で

夢を見てた僕たちが 辿り着く場所
探していたものなんてなかった 馬鹿だな まだやれるさ

月に吠えるロクデナシ 迎えに行くよ
車に乗り込んで東谷橋渡れば 遠くの空
雨が来る 雨が降る 僕はまた きっと良い事があると信じて
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