空に咲く花

ひとつふたつ 夜空を描いてゆく
花火を今年もまた待ってた
古い街のくり返される景色
気の合う人たちと見ています

あなたのいないはじめての季節を
手にひらにそっと握ってた

天までとどきそう
歓声がこだまして 打ち上げ花火が
一瞬 あなたの場所を照らすよ
そのかたち 永遠を忘れぬように 焼きつけた

浴衣のすそ 砂に遊ばせながら
潮風がほんのり目にしみる
みんなみんな 同じものを見つめて
それぞれの想いを重ねるの

もしもあなたが今ここにいたなら
どんな夢 空に見るかしら

天までとどきそう
生まれては消えてゆく 一夜の波間に
それでも あなたが愛したものは
美しく 永遠にきらめく花火 空高く

天までとどきそう
歓声がこだまして 打ち上げ花火が
一瞬 あなたの場所を照らすよ
そのかたち 永遠を忘れぬように 焼きつけて
天までとどきそう
生まれては消えてゆく 一夜の波間に
それでも あなたが愛したものは
美しく 永遠にきらめく花火
空高く
ほらまたひとつ
鮮やかに
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