風の吹く丘

君は空に憧れて
飛び交う鳥の行方見つめた
君だけを(僕は)
信じてたあの頃

僕は街を見おろして
君との夢想いめぐらせた
いつからか(君は)
大人びて笑うよ

時は過ぎ やがて君は
空へと出かけてゆく
僕はまだ 丘の上で
膝を抱えているのに

風は生まれ旅をして
いつかは同じ場所へ戻ると
話してた(君を)
憶えてる 今でも

君は往く 空の地図を
瞳に描きながら
風向きが変わればすぐ
見知らぬ街めざして
君は往く 空の地図を
瞳に描きながら
「何もかもうまくゆく」
と君 いつもの口ぐせ

風向きが変わる前に
走ればまだ間に合う
どうしても言えなかった
言葉を君のもとへ
風向きが変わる前に
走ればまだ間に合う
胸の中しまいこんだ
想いを君のもとへ
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