益荒男

生きてゆくのが 死ぬよりつらい
誰にもあるさ そんなとき
俺の背中に 手をまわし
叱ってくれる 母が居た
あの故郷に 借りてきた
まごころだけが 道づれさ

胸の中まで さらけて見せりゃ
似たような奴が ついてくる
数じゃないんだ 数よりも
大事なものは 真実だ
一人でいいさ この胸を
汲みとる友に 出逢えたら

惚れた女を 裸で守り
世間を敵に まわしても
やると決めたら やればよい
いのちは愛の ためにある
荒野の涯てに くちるとも
男は悔いを 残さない
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