お世話になったあの人へ

夜のお店に つとめたころに
私 あの人 知りました
さそい上手で おはなし上手
やがて悲しい さよなら上手
しあわせでした 思い出できました
お世話になったあの人へ

そしてお店を まかされたころ
一緒にすごした 人でした
きっといつかは 世に出る人と
つくしつくして ささげた月日
しあわせでした 女の夢でした
お世話になったあの人へ

夜のお店に 灯りをつけりゃ
なぜか心が 痛みます
私みたいな 女のために
出世おくれちゃ いないでしょうね
しあわせでした いのちの恋でした
お世話になったあの人へ
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