左手

君と会えなくなってから
私はヒマになった
何も する事がなくって
退屈で だからもう寝よう

真夜中の ケータイ待つ こともないしね
明日着てく服や靴 迷ったりすることもない

雨が降り出した あの踏切りで
2人いくつも電車 見送った日
びしょ濡れの君が 苦笑いしてる
このまま 離れたくないと思った

自由だな友達と 夜遊びしよう
自分勝手に 好きな映画ばかり 気ままに観ている

初めてキスしてくれた帰り道
サヨナラできなくて 歩き続けた
君の手がさがす 私の左手
強くずっと 握っていてくれたね

思い出なんかいらなかった
でも思い出でしか会えない
優しかった 君だけに会えるのに
苦しくて こんなに悲しい

涙が壊れたように あふれだす
どうしてなの なぜ終わってしまったの
あの日 握っててくれた 左手には
今も君の温もりがあるのに

君が終わりさと言ってから
私はラクになった
自分 見失うくらいに
誰かを愛さなくていい
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