1977年

また1つあかりが消えた
ぼんやりと窓辺にもたれ
手紙さえ出す人もなく 暗い道を見ていた
船の汽笛が 窓をたたいて
遠い昔に 私を連れ去る
誰れかが うたってた悲しいあの歌
命も消せないまま歌いつづける

あの人は今も元気で 住みなれた街にいるのか
幸福に近づく時は いつも心沈むけど
私を育てた やさしい人たち
私を恨んで 生きてる人達
たとえつらくても私は負けない
この手握りしめて 歩いてゆける

恋ならば失くしてもいい
いつの日か笑える日がくる
夢だけは失くさないで 生きてゆけなくなる
たとえ人が何と言おうと
夢があれば 歩いてゆける
たった1人でも 友もいなくても
涙流しながら 歩いて ゆける
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