語り部の詩

欲に駆られて 豚に成り果てた
男の詩を唄おう
一つ手に入れて 一つ失って その繰り返しで

その欲 果て無く 何が欲しかったのかすらも
忘れる始末
膨れたその腹 さぞ自慢そうに見せびらかせて 歩く
ある日夢を見た 既に捨て去ってた
真実の気憶
両手に溢れたガラクタ 漁って必死に探した

あの日 恋をした 遠い昔の気憶
顔も声も温もりも 何処に捨てた?

ガラクタ抱えて本当に欲しかった
真実はそこにあるか?
全て手に入れた? 全て失った?
さあ どっちだろう?

あの日 僕等恋をしてた 今は昔の気憶
君の笑顔 泣き顔が浮かび 消えた
欲に駆られた男の詩 笑える話だろう?
豚に成り果てたオレの詩 さあ笑え
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